貴重なアーカイブが目白押し!ロンドンにデヴィッド・ボウイの聖地が誕生

  • 文:宮田華子
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LONDON ロンドン/イギリス

1.David Bowie performing on the Ziggy Stardust tour, 1973 ツゥ Mick Rock 1973, Estate of Mick Rock 2025.jpg
伝説的な写真家、ミック・ロックが撮影した「ジギー・スターダスト・ツアー」(1973年)でのボウイ。 © Mick Rock 1973 / Estate of Mick Rock 2025

今年5月に誕生したヴィクトリア&アルバート博物館の分館「V&A イースト・ストアハウス」に、9月13日、デヴィッド・ボウイ・センターがオープンする。衣装や楽器、直筆の歌詞やスケッチなど、V&Aに寄贈された9万点超の資料の中から約200点が常設公開され、定期的に展示が入れ替えられる予定。希望者には、通常非公開の資料を最大5点まで予約閲覧できるサービスもあるという。

音楽にとどまらず、芸術として自己を表現し続け、時代の先を照らしたデヴィッド・ボウイ。同館はその意思を受け継ぐべく、創作のプロセスや思想を後世へ伝える場として構想された。常設展示のほか、ゲストキュレーターによる企画展示コーナーも必見だ。

www.vam.ac.uk/exhibitions/david-bowie-centre

2.Internal render view showing the David Bowie Centre in V&A East Storehouse ツゥ IDK.jpg
入場無料だが、予約は必須。オープニング企画展のゲストキュレーターは、ナイル・ロジャースとザ・ラスト・ディナーパーティーが務める。 © IDK

※この記事はPen 2025年10月号より再編集した記事です。