「クラウン(スポーツ)って、とても刺激的ですね」 蔵王連峰に向かう道で、福島リラさんはクラウン(スポーツ)のスタイリングを前にして、素直な感想を口にした。
そして室内に身を委ねてからも「室内が本当になんだろうな、クルマっていうかお部屋って感じで」。刺激的なのに、それでいて包まれるような安心感。乗った瞬間から感じられる、この空間の特別さが気持ちいいですね」と、クラウン(スポーツ)のインテリアの印象を語った。
2003年にモデル「RILA」としてニューヨークに渡り、ラグジュアリーファッションブランドのキャンペーンモデルを皮切りに世界的なトップモデルとして活躍。その後、ハリウッド映画『ウルヴァリン:SAMURAI』でヒュー・ジャックマンの相手役に抜擢され、俳優としても国境を越えて活躍してきた彼女の研ぎ澄まされた身体感覚が、このクルマの設計思想を理解していく。自分自身と向き合う中で見つけた「削ぎ落とされた美しさ」への眼差しが、70年の歴史を重ねながら絶えず革新を続けてきたクラウンの新たな一面を浮かび上がらせていく。

俳優 福島リラ ●1980年東京都生まれ。2003年にモデル「RILA」としてニューヨークへ渡り、世界的ブランドのモデルとして活躍。2013年『ウルヴァリン:SAMURAI』でハリウッドデビュー。NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』など出演作多数。2025年8月公開予定『バレリーナ:The World of John Wick』に出演。PHIピラティス資格保有。
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包まれるようなクラウン(スポーツ)の空間で始まる旅

モデルから俳優へとキャリアを広げ、『ウルヴァリン:SAMURAI』でハリウッドデビューを果たし、2025年8月公開の映画『バレリーナ:The World of John Wick』や最近ではMiu Miuのワールドキャンペーンにも起用されるなど、国際的な舞台で活躍を続ける福島リラさん。この日、彼女はクラウン(スポーツ)のハンドルを握り、宮城・蔵王の御釜を目指すダイナミックなドライブに出発した。標高差1,000メートルを超える蔵王エコーラインは、このクルマの走行性能を存分に体感できるコースでもある。
車内に身を委ねた瞬間、彼女が感じたのは移動手段を超えた空間の質だった。「車内にいながら、この景色」と表現されるように、クラウン(スポーツ)は乗る人を包み込みながら、外の世界との接続を優しく保ち続ける。
蔵王エコーラインのカーブが連続する山道で、スポーツモードも体験してみた。切り替えた瞬間、クルマの表情がさりげなく変わる。アクセルへの反応が研ぎ澄まされ、ハンドルを切った分だけ意のままに曲がっていく。

「今ちょっと助けてくれたかも?」
カーブの途中で、彼女が感じたのは車両全体が生み出す絶妙なサポートだった。マルチリンクサスペンションが路面の細かな変化を吸収し、高剛性ボディが安定した走行ラインを保つ。そして、ナビゲーションコンピューターより受信した車両前方のコーナー情報をもとにあらかじめショックアブソーバーの減衰力を最適に制御する「NAVI・AI-AVSPHEV専用装備(※)」が、コーナーリング時の安定感をもたらしてくれ、より楽しく走れるようそっと支援する。思い通りに動く楽しさと、守られている安心感が自然に共存している。
「こうして蔵王の山道を走ってみて、『いいなあ、ドライブ』って思いましたね」
標高が上がるにつれ、車内の静粛性がより際立ってくる。プラグインハイブリッドシステムが電気とガソリンを自動で使い分けながら、車内は「超静か、会話が邪魔されず走れている」状態を保つ。システム最高出力225kW(306PS)(※)を誇る2.5Lプラグインハイブリッドシステムは、高出力の駆動用モーターを搭載し、微妙なアクセルワークで前後の荷重移動や車速をコントロールできるよう設計されている。後席に座るスタッフとのドライブにまつわる会話で、福島リラさんの表情も自然と和らいでいく。
※エンジンとモーターにより、動力性能として発揮できる出力(トヨタ自動車算定値)。

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五色に変わる湖面の前で、クラウン(スポーツ)と自然のダイナミズムを実感

蔵王エコーラインの最高地点、御釜展望台に到着した時、福島リラさんは思わず息をのんだ。眼下に広がるのは、光と気温によって色を変える神秘的な火口湖。エメラルドグリーンからコバルトブルーまで、まさに五色に変化することから「五色沼」とも呼ばれるこの湖面は、蔵王連峰が長い年月をかけて生み出した自然の芸術作品だった。
標高1,841メートルから見下ろす景色は、人工では決して作り出せない壮大さに満ちている。山道での安定した走行、静かな車内で楽しめた会話、そして今この瞬間に感じる自然との一体感。クラウン(スポーツ)が単なる移動手段を超えた体験を提供していることが、ここに来て実感として湧いてくる。

「日々の生活の中からインスピレーションを感じていますが、特に最近は今日来たような自然とか山とか海とか、あとヒトですよね。“その場所にいることを楽しむ”ということを、丁寧にしたいなって思っています」
福島リラさんはインタビューの中で、御釜での体験を思い出しながらそう語った。ピラティスで身体の細部をチューニングし感覚を研ぎ澄ませてきた彼女には、この蔵王の自然が持つダイナミズムが鮮烈に感じられたことだろう。風の音、空気の匂い、湖面に映る雲の動き。すべてが身体を通じて心に響いてくる。
身体が整うと、心も自然と開かれていく。運動パフォーマンスを向上させるピラティスならではの動的な側面によって準備された身体があってこそ、深く味わえるものなのだと…この場所で改めて実感していた。

ヒトとクルマ……細部への配慮が生み出す全体の調和

人間の身体は約60兆の細胞から構成され、クラウン(スポーツ)は数万点の部品から組み立てられる。どちらも、無数の要素がひとつひとつ正確に機能することで、美しい動きや走りが生まれる。
「ピラティスは身体のそれぞれの部分がきちんと動くようにすること。そして、身体がしっかり動くことで、自身のパフォーマンスがアップするのです」
福島リラさんが語るピラティスの真髄は、まさにクラウン(スポーツ)の設計思想と重なって見える。マルチリンクサスペンションが路面の細かな変化を吸収し、高剛性ボディが安定した走行ラインを保つ。VDIMシステムがエンジン、ブレーキ、ステアリングを統合制御し、安全性を保ちながら、ドライバーの意図をくみ取り、自然に、そして正確に、ドライビングをコントロールしてくれる。


235/45R21タイヤ&21×81/2Jアルミホイール(マットブラック塗装)と、センターオーナメントが特徴的。※SPORT RSに標準装備。
その結果生まれるのは、福島リラさんが蔵王で体感したような「安心して遊べる」感覚だった。思い通りに動く楽しさと、守られている安心感が同時に存在する稀有な体験。
「ピラティスは大きな動きをするというよりは、身体の本当に細かいところをチューニングするような動きが多くて、それをすることで全体的に整っていく」
彼女の言葉通り、一見目立たない細部への配慮の積み重ねが、結果として最も美しく、最も機能的な全体を作り上げる。それは人間の身体であっても、70年の歴史を持つクラウンであっても、変わらない真理なのかもしれない。
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クラウン(スポーツ)のディテールに垣間見える“世界に誇る美意識”

芝生の上で、福島リラさんは蔵王の雄大な景色を背景にピラティスの動きを披露した。足元の芝を通じて大地のエネルギーを感じながら、山々の稜線をイメージした流れるような身体の動き。自然との調和を大切にする日本的な感性が、彼女の一挙手一投足に表れている。
この時、彼女が着目したのはクラウン(スポーツ)の70周年記念バイトーンカラーだった。プレシャスメタルとホワイトパールを組み合わせた特別仕様車は、派手さではなく品格で印象を残す。
「ノーブルで礼儀正しい感じ。ギラギラもしてなくて、品のある感じが私はすごく好き」
世界最高峰のブランドのモデルとして活躍した彼女の、クラウン(スポーツ)を見る目がさらに輝いた。そしてクラウンのエクステリアに対しての言葉は、彼女自身の価値観の変化とも重なる。

「たくさんのものに囲まれているより、質のいいものを一つ持っていたい」
装飾で目を引くのではなく、本質で勝負する美学。革新を続けながらも本質を見失わない。クラウン(スポーツ)が体現する「削ぎ落とされた美しさ」と、福島リラさんが作品を通じて表現する美学には、共通する何かがあった。
この出会いはさらに深い意味を持っている。1955年の初代クラウンの登場から約70年の時を経て、16代目クラウンは「日本のクラウン、ここにあり」というメッセージとともに、世界約40の国・地域という過去にない規模でのグローバル展開に挑戦している。
この挑戦の根底にあるのは、日本の美意識を世界に問うという想いだ。「見た目」だけでなく、その物が持つ「本質」を重視する日本独自の価値観。クラウンが世界に向けて発信しようとしているのは、こうした美意識に裏打ちされた「削ぎ落とされた美しさ」なのだろう。

一方、福島リラさんも日本で生まれ育ち、俳優としての実績を積み、そして世界へという道のりを歩んできた。『ウルヴァリン:SAMURAI』での凛とした演技、米国3大ネットワークドラマへの起用、『ARROW/アロー』や『ゲーム・オブ・スローンズ』といった世界的人気ドラマへの出演。これらの実績は、日本人俳優として稀有な快挙であり、派手さではなく本質で勝負する日本的な美学の体現でもある。

蔵王の山々を背景に、70周年を迎えたクラウンと国際的に活躍する一人の俳優が出会った一日。削ぎ落とされた美しさを追求するという、とても似た美学のもとで歩んできた二つの道のりが、ここで優しく交差。また、ハリウッド女優としてスクリーンで躍動し、モデルとして官能的とも言える表情を魅せる彼女の活躍は、まさしくダイナミックなパフォーマンスと快感を呼び起こす走り、そしてそんな走りの良さを感じさせる艶やかで眼を引くデザインのクラウン(スポーツ)とシンクロする。
クラウン(スポーツ)の試乗を終えた福島リラさんは、「ダイナミックに走ることができて、凄く刺激的でした」と穏やかな笑みを浮かべていた。今後も日本を主軸にしながら、海外でのいい作品にも出演し続けていきたいと語る彼女だが、どこで何をしようとも大切にしたいことがある。
「その場所にいることを楽しむこととか、きちんと丁寧にそれをしたいなって思っています。今日はクラウン(スポーツ)で味わった刺激で、“日常から切り離すこと”ができました。今後、再び日常に戻る際には、クラウン(スポーツ)のダイナミックな刺激が活かされるでしょう」
47 ROADS BY CROWN
クラウンの豊かな移動時間と日本の魅力を体感いただける、生誕70周年記念プロジェクト「47 ROADS BY CROWN」特設サイト。世界で活躍するナビゲーターが道を駆け抜けて感じた日本の魅力や豊かな移動時間を疑似体験できる記事コンテンツを順次公開中。
(衣装クレジット)
ベージュブルゾン¥136,400、タートルトップス¥28,600、パンツ¥60,500/以上ポステレガント(ポステレガント☎︎03-5738-8507) リブニットセーター¥42,900/アンスクリア(アマン☎︎03-6805-0527) SVのイヤカフ(大)¥41,800/コールムーン(ショールーム セッション☎︎03-5464-9975) イヤカフ(小)、ネックレス/本人私物 ブーツ/スタイリスト私物 SV×ダイヤモンドのチェーンブレスレット¥198,000/ビーチェ(ビーチェ☎︎03-6873-0633)
ピラティスのカット:ニットセーター¥73,700/エクストリーム カシミア(エスケーパーズオンライン☎︎03-5464-9945) ブラトップ、ストレッチパンツ、ショートパンツ/以上スタイリスト私物