フォルクスワーゲン「T-Roc」に“Meisterwerk”が登場、デザイン性と快適装備を高めた特別仕様車の価格は?

  • 文:Pen編集部
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フォルクスワーゲン「T-Roc」に特別仕様車“Meisterwerk”が登場。

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、クロスオーバーSUV「T-Roc(ティーロック)」に特別仕様車「Meisterwerk(マイスターヴェルク)」を追加し、全国の正規販売店で販売を開始した。ベースとなるのは「TSI Active」「TSI Style」「TDI 4MOTION R-Line」の3グレードで、快適性や機能性を高めながらも競争力のある価格を実現している。

特別仕様車「Meisterwerk」とは

2023年には輸入SUV登録台数で1位を獲得するなど、T-Rocはフォルクスワーゲンのラインアップにおいて重要な役割を担ってきた。「マイスターヴェルク」はドイツ語で“熟練の職人による傑作”を意味し、流麗なクーペ風のスタイリングと多彩なカラーバリエーションを持つ同車の特長を活かしつつ、装備を充実させた集大成的な位置づけとなる。

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グラナディラブラックメタリックを除く全色でブラックルーフを採用。

デザイン性と装備を強化

デザイン性の強化として、グラナディラブラックメタリックを除く全色でブラックルーフを採用。また、従来選択できなかった外装色が一部グレードで設定可能となった。

さらに「TDI 4MOTION R-Line Meisterwerk」には、19インチアルミホイールが標準装備され、ラピスブルーメタリック、ブラックルーフを有償オプションで選択できる。従来では最上位「R」モデル専用だったカラーを選べる点も新しい。

快適性も充実。「TSI Active」と「TSI Style」には前席シートヒーターを標準装備。さらに全グレードで、SSDナビゲーションやApp-Connectを備えた「Discover Pro」が搭載され、利便性とインフォテインメント機能が強化されている。従来オプション扱いだった装備を含みながらも、価格設定は、ベースモデルにオプションを加えた場合と比較して約19〜25万円抑えている。

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価格設定は、ベースモデルにオプションを加えた場合と比較して約19〜25万円抑えている。

価格設定と基本スペック

基本寸法やパワートレインは従来モデルと同一で、1.5Lガソリンまたは2.0Lディーゼルと7速DSGの組み合わせを採用する。価格は「TSI Active Meisterwerk」が4,299,000円、「TSI Style Meisterwerk」が4,599,000円、「TDI 4MOTION R-Line Meisterwerk」が5,459,000円。

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クロスオーバーSUVの完成形のひとつ。

輸入SUV市場での存在感

輸入SUVの中心的存在として位置づけられてきたT-Roc。その特別仕様車「マイスターヴェルク」は、デザイン性と機能性の両面を強化し、フォルクスワーゲンが提案するクロスオーバーSUVの完成形のひとつといえる。

フォルクスワーゲン

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