ボッテガ・ヴェネタは8月18日、日本オリジナルキャンペーン「When your own initials are enough」を発表した。起用されたのは、日本を代表する二人の表現者。長年にわたりエンターテインメント界で愛され続けるタモリと、音楽を軸にジャンルを横断しながら独自の美意識で多彩な表現を切り拓いてきた常田大希である。

この異色の組み合わせには理由がある。二人とも他者の評価に左右されず、自らの美学と感性を信じて表現を続けてきた。まさに「When your own initials are enough(自分のイニシャルだけで十分)」というメッセージを体現する存在なのだ。
注目すべきは、常田が手掛けたオリジナル楽曲。「ボッテガとタモリさんに捧げる曲を作りました。“ボッテガ・ヴェネタ”という言葉の響きを用いたトライバルソングとなっております。超刺激的な出来栄えなので、ぜひ御一聴ください」と常田は語る。トライバルやジャズといった音楽的言語を駆使し、ブランドのスローガンを取り込んだ楽曲は、音楽を通じて「個」の表現を讃えている。
さらに、この楽曲はデジタル配信全盛の時代にあえてカセットテープで配布される。アナログの魅力を宿した限定カセットは特別仕様のパッケージで提供され、ボッテガ・ヴェネタが重視するクラフトマンシップの精神と響き合う。
「When your own initials are enough」というモットーは、50年前に作家ジェーン・トレイヒーが初めて掲げ、以来ブランドの永遠のステートメントとなっている。過剰な装飾や主張を排し、内に秘めた自信と美意識を静かに際立たせる哲学だ。
カセットテープは、銀座・表参道のフラッグシップストアをはじめ、全国のボッテガ・ヴェネタ店舗や一部レコードショップで配布予定。数量限定のため、なくなり次第終了となる。本日からはストリーミング・プラットフォームでの配信も同時にスタートした。
このキャンペーンが示すのは、名声や肩書きではなく、自分自身の内なる声に耳を傾けることの大切さだ。タモリの軽やかな存在感と常田の音楽的探求心が交わる場所で、新たな表現の可能性が生まれている。






ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
TEL:0120-60-1966
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