ドルチェ&ガッバーナが地中海のリゾート地で特別な空間演出を手掛けていることをご存知だろうか。2023年に始動した「DGリゾート」プロジェクトは今夏、初めて2都市同時展開という新たなステージに突入。イタリア・トスカーナ州とスペインのイビサ島というヨーロッパ屈指のバカンス地で、ブランドのアイコニックなデザインエレメントを活用した唯一無二の空間体験を提供している。

地中海に誕生したドルチェ&ガッバーナの特別な空間。左がトゥイガ・フォルテ・デイ・マルミ、右がクラップ・ハウス・イビサ。photo: Mario Pinta ©DOLCE&GABBANA
「DGリゾート」は、ドルチェ&ガッバーナがリゾート施設の空間デザインやエクスクルーシブなポップアップストアなどを通じて、ブランドの美学をホスピタリティ体験へと昇華させる特別なプロジェクトだ。1985年の創業以来、情熱的なイタリアンスピリットを体現してきた同ブランドが、リゾート空間という新たなキャンバスに描き出す世界観は、従来のファッションブランドとは一線を画している。
イタリア屈指のバカンス地フォルテ・デイ・マルミにある名門ビーチクラブ「トゥイガ」は、今年ドルチェ&ガッバーナの鮮やかなバナーノ・プリントに包まれ、まったく新しい表情を見せている。南国の豊かな植物を思わせるトロピカルなデザインは、白と深緑のエレガントなカラーパレットと見事に調和し、訪れる人々を非日常の世界へと誘う。さらに注目すべきは、新たなレストラン「ヴェスタ」の登場で、地中海料理を独創的なアプローチで昇華させた料理の数々が、視覚と味覚の両方で贅沢な体験を約束する。
一方、白砂のビーチと透明な海で知られるイビサ島の「クラップ・ハウス・イビサ」では、ブランドの代名詞であるレオパード柄をモダンに解釈した空間デザインが印象的だ。イビサ最大級のプールを背景に、エレガンスと力強さが見事に調和した世界が広がっている。白やサンドベージュを基調としたポップアップストアには本場イタリアの夏を感じさせるアイテムが並び、併設の日本料理レストランでは、イビサタウンと地中海の絶景を望みながら特別なひとときが楽しめる。
地中海の陽光に包まれ、ドルチェ&ガッバーナの美学に彩られた空間で過ごす夏——それは単なるバカンスを超えた、人生で最も贅沢な時間となるに違いない。ファッションが生み出すこの新たなラグジュアリー体験は、上質な時間を求める人々にとって、今夏最も注目すべき旅の目的地となるだろう。




ドルチェ&ガッバーナ ジャパン
TEL:03-6833-6099