きっと誰にでも、夏になると無性に食べたくなる一杯があるはずだ。麺をこよなく愛する料理人・クリエイターたちに、夏にお薦めしたい麺を教えてもらった。今回は、クリエイティブディレクターのマックス・ハウゼガお薦めの3杯を紹介。
暑いからこそ、啜りたくなる一杯がある。本特集では、「この夏、啜るべき麺」の厳選リストに加え、食通やクリエイターのお薦め、瀬戸内のご当地麺旅、レシピ提案、ローカルチェーン、製麺所の現場までを紹介。冷たさに癒やされ、熱さ・辛さにととのう。この夏、麺が気分だ。
『夏の麺を、食べつくす』
Pen 2025年9月号 ¥880(税込)
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マックス・ハウゼガ●クリエイティブディレクター
1993年、カリフォルニア州生まれ。池尻大橋のレストラン「マッシーフ」や、日本橋のベーカリー「パークレット」を手掛ける。2025年4月、ディレクションを務めたフードコート「P.」が二子玉川にオープン。
1. シンプルだからこそ贅沢、ワインに合う滋味深い一皿。リ・カーリカ「ピチ アリオーネ」

マックス・ハウゼガは、自転車選手だった10代の頃にグルテンフリー生活をしていたこともあり、麺選びにはこだわりがある。
「むやみに麺を食べると体調が悪くなることもあるんです。でも『リ・カーリカ』の『ピチ アリオーネ』(¥1,200)は別ですね。うどんのように太くもっちりとした自家製パスタのピチに、ニンニクの効いたトマトソースがたっぷりで食欲をそそります。派手ではないけれど、それがいい。素材のおいしさが引き立っていてどんなワインにも合うし、身体に馴染む感じがする。締めの一皿として、毎回食べています」
リ・カーリカ
住所:東京都目黒区鷹番2-16-14 B1
営業時間:18時〜24時(月〜金) 17時〜24時(土) 17時〜23時(日、祝)
※休みはInstagramに掲載
Instagram:@ri.carica
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2. 下北沢で感じる、“日本の夏の味”。打心蕎菴「京鴨ローストと焼き茄子の冷かけ」

「下北沢という東京の中心で、風味豊かなおいしい蕎麦が食べられることが嬉しい。瑞々しいナスがのった冷たい蕎麦は、まさに“日本の夏”にぴったりだと感じます」と、マックス。¥2,750
打心蕎菴
住所:東京都世田谷区代沢3-7-14
3. 故郷・アメリカの焼麺を思い出す、親しみ深い一杯! 香港麺新記 三宿本店「乾焼伊麺」

水不使用、小麦粉と卵でつくる伊麺(イーメン)を使用。「昔、アメリカで食べていた焼麺のようで、それの倍おいしい(笑)。香港出身の友達も太鼓判をくれました」と、マックス。¥1,050
香港麺新記 三宿本店
●東京都世田谷区池尻3-30-10三旺ビル2F
『夏の麺を、食べつくす』
Pen 2025年9月号 ¥880(税込)
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