
今年2月に発表されるやいなや、発売前から大きな話題を呼んだ「シグマ BF」。「ユニボディ構造」と呼ばれる、アルミニウムインゴットから削り出されたという洗練されたデザインは、プロアマ問わずカメラ好きの注目の的となった。
この「シグマ BF」を携え、筆者は今年の4月1日〜7日にかけてスイス・ジュネーブで開催された世界最大の時計見本市、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2025を取材。SNSへの速報投稿用に、新作腕時計や会場風景を撮影した。
ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2025では、ロレックス、パテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、A.ランゲ&ゾーネなど錚々たる有名ブランドをはじめとする、全60ブランドが一挙に集まり、新作腕時計を展示した。
会場となる「パレクスポ」の面積は、幕張メッセの国際展示場とほぼ同サイズの約72,000平方メートル。会場内に立ち並ぶブランドのブースは、さながら高級ブティックのような立派な造作で、新製品とともに訪れる人を魅了する。

開催期間である4月1日〜7日にかけて、55,000人以上が来場。リテイラーや報道関係者でひしめく会場内で、この「シグマ BF」を構えていると、多くの人から「そのカメラはどこの?」「かっこいいね!」などと、20〜30回以上は声をかけられたと記憶している。時には試し撮りをさせてほしいといったお願いをされることも。某ブランドの重役のインタビューを行った際にも、冒頭数分はこのカメラについて話題でもちきりだった。人を惹きつける魔力をもった、"モテるカメラ"であることを実感する取材期間であった。

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腕時計と会場ブース、スイスの街を撮影
期間中は数十ブランド以上のブースを周り、ブランド担当者のプレゼンテーションやタッチ・アンド・トライで、新作腕時計を次から次へとチェック。過密スケジュールゆえに写真を撮れる時間も限られていたが、起動の速さと俊敏なAF性能で難なく撮影をすることができた。
撮影した腕時計の写真は、開催期間中にPenの腕時計専用インスタグラム「Watch fav」にアップした。そのほか、会場内の様子やジュネーブの街も撮影したので、以下に掲載する。
今回はさまざまなシチュエーションに対応できる35mmの単焦点レンズ一本で臨んだが、来年はマクロレンズも加え、より精緻な腕時計撮影にも挑戦してみたくなった。






