SEOUL ソウル/韓国

ソウル市立写真美術館が市内北部のトボン区に開館した。10年以上の準備期間を経て誕生した、韓国初にして唯一の写真メディア特化型公立美術館だ。写真のピクセルを着想源としたユニークな建物は、延べ面積7048㎡、地下2階・地上4階建て。約1800㎡の展示室をはじめ、レクチャー室、暗室、フォトライブラリー、フォトブックカフェなど、写真の芸術性と影響力を体感できる施設を備える。
また全世代を対象とした教育プログラムに加え、展示、研究、収集、保存を通じて、アジアにおける写真芸術の新たなハブを目指すという。現在は開館記念特別展を開催中。すべての展示は無料で観覧できるので、ぜひ足を運んでみてほしい。

※この記事はPen 2025年8月号より再編集した記事です。