旅をするような食体験を。東南アジア各国の美食を楽しめる「Night Market」が渋谷にオープン

  • 文:Pen編集部
Share:
Night Market-4182.jpeg
食通の間では「シブ二(渋谷2丁目)」の愛称として親しまれてきたエリアに誕生した「Night Market」。

隠れた名店が集まる渋谷2丁目に、アジア各地の多様な食文化を自由に横断し、“ミクスド アジアン”という新たなスタイルを提案するレストラン「Night Market」が、7月1日にオープンした。

やわらかな印象を与える緑の壁、ラタンを思わせる天井、カラフルな椅子……。東南アジアの熱気を彷彿とさせるこの店を率いるのは、西麻布の名フレンチ「レフェルヴェソンス」で腕を磨き、モダンベトナム料理で人気を博す「アンディ」で料理長を務めた内藤千博シェフだ。

メニューは約25種のアラカルトで構成。たとえば、インドネシアのケチャップマニスをイメージし柑橘や黒糖を合わせたソースで味わう鴨肉の炭火焼き、ココナッツミルクとあおさで仕立てた魚介の蒸し料理など、東南アジアの伝統料理に日本の感性を重ね、その彩りと華やかな香りは、高揚感を抱かせる。

Night Market-3914.jpeg
「BBQ Duck とケチャップマニス」
Night Market-3970.jpeg
「蒸籠で蒸したイサキとアサリのプラーヌンマナオ」

前菜には、三重県尾鷲市のフレッシュアンチョビをはじめ、クロックですり潰したハーブ香るソムタム、ちりめん山椒やコブミカンオイルを効かせたきゅうりとキウイの冷製スープなど、各国の料理に日本の“旬味”を忍ばせている。

シメには、ジャスミンライスと日本米をブレンドして炊き上げたカオマンガイ、鹿児島枕崎産のクラシック節(熟成時にクラシック音楽を聴かせて製造した、「金七商店」が手掛ける本枯れ節)を利かせたフォーやズッキーニとココナッツミルクのフォーなどが待つ。

Night Market-4039.jpeg
「きゅうりとキウイの冷製スープ」
Night Market-3815.jpeg
「三重県尾鷲のフレッシュアンチョビ」

そのこだわりは器にも。ベトナムのバッチャン焼きや、職人が絵付けしたソンベ焼き、日本の唐津焼など、土地の物語を感じさせるものを厳選。東南アジアの酸味と辛味に寄り添う、ソムリエの小林輝政によるワインや日本酒のペアリングもお薦めだ。

全国から届くハーブと旬野菜を生かし、アジアの熱気と日本の繊細さをひと皿に映す「Night Market」。ランチで気軽に楽しむのもよし、ディナーでゆっくり味わうのもよし。まるでアジアを旅するような食体験を、渋谷で堪能してみてはいかがだろう。

Night Market-4002.jpeg
「クラシック節のフォー」
Night Market-4047.jpeg
「バインフラン」
Night Market-3783.jpeg
バッチャン焼きや唐津焼など、職人の手仕事によって仕上げられた器たち。
Night Market-4090.jpeg
ボトルワインは7000円台から取り揃えている。
Night Market-4252.jpeg
大人数で座れるテーブル席。

Night Market

東京都渋谷区渋谷 2-6-6 COERU 渋谷イースト
TEL:03-6433-5516
営業時間:ランチ 11時30分~14時30分、ディナー 17時30分~23時
定休日:月曜、そのほか不定休
https://nightmarket.tokyo