俳優・磯村勇斗が厳選! 自宅に置きたいヴィンテージチェア3選

  • 写真:齋藤誠一
  • スタイリング:笠井時夢
  • ヘアメイク:佐藤友勝
  • 編集&文:佐野慎悟
Share:

ヴィンテージ家具を愛用しているという俳優の磯村勇斗。行きつけのひとつだという清澄白河の「ストゥープ」を訪れた。気になる家具があるとスタッフにその素性を訊ね、背景にあるストーリーを掘り下げていく。今回は、そんなヴィンテージ家具の中から、気に入った3つのチェアを紹介しよう。

いま、ヴィンテージが面白い。本特集では、目の肥えたクリエイターたちが愛用している品から、いま訪れるべき話題のギャラリーや海外での暮らし、人気店のオーナーが目をつけているネクストブレイクまで、ヴィンテージの魅力や注目アイテムを徹底取材してお届けする。ようこそ、まだ見ぬ、奥深きヴィンテージの世界へ。

『ようこそ、 ヴィンテージへ』
Pen 2025年8月号 ¥990(税込)
Amazonでの購入はこちら
楽天での購入はこちら

---fadeinPager---

憧れの名作に見惚れつつも、片隅に置いてあったバースツールに注目!

FB-P_22A3174.jpg

磯村勇斗(いそむら・はやと)●1992年、静岡県生まれ。2022年に映画『劇場版 きのう何食べた?』『ヤクザと家族 The Family』で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。24年には映画『月』で第47回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。この7月から主役の白鳥健治を演じるフジテレビ系ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』の放送がスタートする。

作者不明のバースツール

FB-Q_22A3369.jpg

¥129,800

1980年代イタリア製のバースツールは、ストゥープのレジカウンターでもスタッフ用のスツールとして採用されているもの。

「リートフェルトのジグザグチェアからインスパイアされたような、ミニマルなデザインがかなりかっこいいですね」

イコ・パリージのmod.839アームチェア

FB-R_22A3363.jpg

展示のみの非売品

1955年にカッシーナ社のためにデザインされたアームチェアは、継ぎ目のない1枚のプライウッドと、なめらかな曲線を描くレザーシートの調和が美しい。

「新設されたギャラリーで初めて本物を見ることができて、ただただ感動です」

エゴン・アイアーマンのSE68チェア

FB-S_22A3372.jpg

¥108,000

1950年代にワイルド + スピース社のためにデザインされた、スタッキング可能なデザインのチェア。

「本当は背もたれに高さ調節のノブがついたSE66を狙っていましたが、ミニマルに削ぎ落とされたこちらも、やはり名作の風格が漂います」

ストゥープ

FB-F_stoop new 000.jpg
「ストゥープ」の外観。向かって右の建物の1階部分までフロアを拡張し、グレーのファサードを新設した。周辺のエリアには戦後復興期に建てられた民家、商店、工場などが多く残る一方で、東京都現代美術館をはじめ、スペシャルティコーヒーショップやレストランなども増え続けており、古い街並みと新しい価値観が混ざり合う、独特の雰囲気が魅力。

住所:東京都江東区白河2-5-10
TEL:03-4285-4128
営業時間:12時~19時
定休日:月、火、水
Instagram:@gallery_stoop

Pen_vintage_.jpg

『ようこそ、 ヴィンテージへ』
Pen 2025年8月号 ¥990(税込)
Amazonでの購入はこちら
楽天での購入はこちら