アウディは先日、コンパクトSUV「Audi Q3」の第3世代モデルを欧州市場向けに発表した。刷新されたエクステリア、先進装備、そして先進装備と48Vマイルドハイブリッドを含む最新パワートレインを採用し、プレミアムコンパクトSUV市場における新たな基準を提示する。

新型Q3は、Qファミリーの最新デザイン言語に基づき、六角形のシングルフレームグリルとシャープなヘッドランプが印象的なフロントフェイスを形成。全長・全幅がわずかに拡大され、ホイールベースの延長により後席空間の快適性も向上している。

パワートレインには、ガソリンおよびディーゼルエンジンが用意され、全モデルに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。加速時にはモーターがアシストし、減速時には回生ブレーキで電力を回収するなど、日常域での効率と動力性能のバランスを高めている。

インテリアには11.9インチのMMIタッチディスプレイと10.25インチのデジタルクラスターを標準装備し、主要機能の多くがデジタル化された。操作性を考慮しつつ、サステナブル素材やアンビエントライティングを採用するなど、質感の演出も高められている。

ソフトウェア面でも進化が図られ、第3世代のインフォテインメントシステムにより、オンラインナビや各種機能との連携が強化された。

グレードは「エクスプレッション」「アドバンスト」「Sライン」の3構成。外装やシート、ホイールなどに専用の仕立てが施され、個性を演出する仕様がそろう。

欧州では2025年10月より販売予定で、夏よりオーダーが可能。プレミアムSUVの定番モデルとしてさらなる進化を遂げたQ3。日本市場に導入される日が待たれる。