15カ月にわたる大規模改装を経て、新たな滞在のかたちを提案する場所へと生まれ変わったANAインターコンチネンタルホテル東京。溜池山王駅から徒歩5分という都心にありながら都会の喧騒を忘れさせる空間だ。およそ40年にわたり、東京の時代の移り変わりを見守ってきた伝統とモダンが調和したホテルは、海外ゲストはさることながらリトリート目的のホテルステイに訪れる国内ゲストも多いという。
そんなANAインターコンチネンタルホテル東京では、クラブルームとスイート限定で特別キャンペーンを実施中だ。本記事では、新しく生まれ変わった同ホテルでのお薦めの過ごし方を提案していく。
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1日の始まりは、東京を一望できる絶景のロケーションで朝食を

朝一番に訪れたいのが、今回のリノベーションで拡張された、35階と36階の2フロアからなる、クラブインターコンチネンタルラウンジ。クラブルームとスイートルーム宿泊者のみが利用できる特別な空間だ。
ラウンジからは皇居や国会議事堂など、東京のランドマークを眼下に、朝はモーニング、昼はアフタヌーンティー、夜はイブニングカクテルと、1日を通して楽しむことができる。絶景のロケーションと行き届いた上質なもてなしで、都会の喧騒から解放される穏やかな時間が過ごせるだろう。

モーニングメニューは種類豊富なブッフェに加え、アラカルトや日本の伝統的な朝食、栄養バランスを考慮したメニューなど、さまざまなニーズに合わせたメニューが揃う。
なかでもお薦めしたいのが新たに加わった人気メニュー、ナリッシュボウルだ。赤米や黒米にキヌアや大麦の食感を組み合わせたライスに、季節の野菜とベリーが色鮮やかに彩りを添える一品。さらに3階の「ブリュワーズ コーヒー&バー」では、具材をサーモン、チキン、豆腐、ミートボールからカスタムができるので、チェックイン後の軽食にもお薦めだ。(※別料金)
開放的なガーデンプールでアペロタイム

ブランチ後は、屋外プールでクールダウン。夏季限定でオープンするこのガーデンプールは、都心のホテルでは数少ない貴重な屋外プールであり、この季節にホテルに訪れたらぜひ利用したい施設だ。
カーデンプールは、朝10時から22時まで1日を通して利用可能。宿泊客は、加えて早朝7時から9時も利用できる。昼は青空と水面の煌めき、夜はライトアップが幻想的な雰囲気を醸し出し、都会にいながら非日常を味わえる。
さらに今年は、6月からフランスの名門シャンパーニュメゾン「モエ・エ・シャンドン」とコラボレーションした「サマーエスケープ」がスタート。同ホテルの夏の風物詩のひとつとして、極上のシャンパーニュとフードメニューをプールサイドで心ゆくまで堪能できる。夏の日差しを浴びながら楽しむアペロタイムは、心地よい余白をもたらしてくれるはずだ。
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ホテルの歴史が詰まったロビーで時の移ろいを感じる

思いっきり身体を動かした後は、空間にサステナブルな要素を取り入れた「ブリュワーズ コーヒー&バー」でコーヒーブレイクを。こちらでは厳選された豆の本格コーヒーと多彩なカクテルを提供。大人の雰囲気があふれるナチュラルな空間は、ひとり思考を深めるリラックスタイムのほか、リモートワークや商談にもぴったりの環境だ。
コーヒーはエスプレッソ、ハンドドリップ、サイフォンという3つの抽出方法から選べ、サイフォンなら豆も3種類からセレクト可能。エスプレッソやハンドドリップに用いられる「ラルゴ」は、芳醇な香りと深みのある味わいを兼ね備え、仕事の合間に一息つくのに最適。サンドイッチやボウル料理、季節ごとにラインアップが変わるケーキやペストリーの豊富さも見逃せない。

料理はさることながら、「ブリュワーズ コーヒー&バー」の魅力はなんと言ってもそのロケーションだ。眼下には、リニューアルに伴い採用された照明が印象的な「アトリウムラウンジ」、頭上には、創業時からホテルを見守ってきた日本を代表する照明デザイナー・石井幹子が手掛けたシャンデリアの煌めきが広がる。これまでのホテルの伝統を感じる重厚さと現代的にアダプトした豊かな感性が調和した空間は、時間帯やシーンに応じて多彩な表情を見せる、ANAインターコンチネンタルホテル東京の新たな象徴的存在と言えるだろう。
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ホテルの歴史を感じるバーで心ほどける贅沢を

夜はホテルの新旧の魅力を感じるバーとクラブラウンジで、じっくりカクテルタイムを楽しもう。まずはじめに訪れたいのが、1986年の開業以来多くのゲストを迎えてきたメインバー「ダビンチ」。重厚な扉を抜けると、そこには中世ヨーロッパを思わせる静けさと歴史が息づく空間が広がる。
木目を基調としたクラシックなインテリアと、特製ヒュミドールに整然と並ぶ約20種の高級シガーは、このバーが積み重ねてきた年月の深みを物語る。さらに、レオナルド・ダ・ヴィンチの発明品の模型が置かれた坪庭が、訪れる者を現実からそっと引き離し、芸術と知の世界へと誘うことだろう。煌びやかさではなく、クラシックと伝統が根付く、本物の贅沢を求めたくなる夜。そんな日に迷わず訪れたい一軒だ。


そんな歴史あるバー「ダビンチ」で飲みたいのが、イタリア発祥のネグローニを日本風に再構築した柑橘の香り豊かなカクテル「フロレンティーヌ・ライジング」。ベースとなるのは、環境負荷軽減に配慮したジンの蒸留と販売を行うエシカル・スピリッツ社と共同で開発したオリジナルのエシカルジン「ラスト エリジウム」。ホテルで提供したオレンジジュースの搾りかすと佐賀・天吹酒造の酒粕からつくられたサステナブルなスピリッツだ。爽やかなオレンジの風味と酒粕のまろやかな奥行きある味わいがマッチした一杯は、日本らしい奥ゆかしさを感じさせる。

そして1日の締めくくりに足を運びたいのは、クラブルームとスイート宿泊者のみが利用できる35階と36階のクラブラウンジだ。
17時30分からのイブニングカクテルでは、100年以上の歴史を持つフランスの老舗シャンパーニュ・メゾン、テルモンのシャンパーニュをはじめ、17種類のアルコール・ドリンクをフリーで楽しめる。日本国内で限られたホテルでしか提供されないテルモンのシャンパーニュを心ゆくまで堪能できるのは、クラブインターコンチネンタルラウンジならでは。静かなソファー席でゆったり、または開放的なハイテーブルで軽やかに。眼下に広がる夜景とともに、心ほどける贅沢を味わいたい。
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また、新たに生まれ変わったANAインターコンチネンタルホテル東京も参加する、IHGホテルズ&リゾーツの期間限定オファー「クラブ&スイートエクスペリエンス」のスタートに加え、6月27日~6月29日の3日間、銀座 蔦屋書店「GINZA ATRIUM」では、国内のANAインターコンチネンタルホテルと蔦屋書店及びSHARE LOUNGEとのコラボレーションイベントを開催。
さらに7月8日~7月21日の期間中、TSUTAYA BOOK STORE MARUNOUCHI(東京)、梅田 蔦屋書店(大阪)のシェアラウンジでは、本記事で紹介したオリジナル・エシカルジン体験もできる。「街でととのい、自然でいやされる」をテーマにした、マイクロリトリートの世界観をぜひ自身の五感で体験してみてほしい。
ANAインターコンチネンタルホテル東京
www.ihg.com/intercontinental/hotels/jp/ja/tokyo/tyohc/hoteldetail