この夏は、「ロゼ・ルネッサンス」を掲げるプロヴァンスロゼでワンランク上のひとときを

  • 文:Pen編集部
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シャトー デスクランの最上級ワイン「ガリュス 2022」。750mL ¥20,460 東京・代官山にあるフレンチレストラン「L’Éclaireur(レクレルール)」にオンリストされている。

ここ数年、日本でもロゼワインを楽しむ人が少しずつ増えてきた。フランスではすでに白ワインの消費量を上回っており、アメリカをはじめ世界的に流行が続いているが、日本でもようやくその魅力が知られてきた印象だ。

なんといっても、ロゼは日本の家庭料理や中華、エスニックとピッタリで、とにかく万能選手。さらにその美しい色合いから華やかな雰囲気があるのに、肩肘張らずに楽しめるカジュアルさもある。これからの暑い季節、少し冷やしたロゼはホームパーティーやバーベキューなどでも幅広く活躍するだろう。

ワインショップでもさまざまなロゼを目にするようになったが、なかでもいま注目したいのが、フランス・プロヴァンス地方のワイナリー「シャトー デスクラン」からリリースされている3本だ。

カジュアルに楽しめる「ウィスパリング エンジェル 2024」は、フレッシュさとまろやさのバランスが秀逸な一本。2024年ヴィンテージは、シャトーの現当主、サシャ・リシーヌ自らが「間違いなく、これまでの中で最高。ロゼワインづくりのディテールの集大成で、すべてが完璧にひとつにまとまった」と評する。フレッシュさ、飲みやすさ、どれをとっても“プロヴァンスロゼ”を体現する一本だ。

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「ウィスパリング エンジェル 2024」750mL ¥3,410 グルナッシュ、サンソー、ロール(ヴェルメンティーノ)などからつくられるこのロゼは、骨格がありドライだが、後味はなめらか。フリーランジュースと圧搾果汁のブレンドで構成されており、ステンレスタンクで発酵・熟成。

スーパープレミアムライン「ロック エンジェル 2022」は、別名“スーパー・ウィスパリング エンジェル”と呼ばれており、ウィスパリング エンジェルのフレッシュさとエレガンスさをさらに格上げしたかのような味わい。ミネラルによる骨格がさらに際立つ。

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「ロック エンジェル 2022」750mL ¥4,455 おもなブドウ品種はグルナッシュとロール(ヴェルメンティーノ)。収穫は日の出から正午まで。フリーランジュースとプレスジュースの両方をドゥミ・ミュイ(600Lバレル)とステンレススチールで発酵・熟成させることにより、骨格をつくりつつ、樽のニュアンスが強く出過ぎない絶妙なバランスを実現する。

そして、シャトーの最上級ワイン「ガリュス 2022」は、「グラン・ヴァン(偉大なワイン)」、つまりエイジング能力のあるロゼを目指してシャトーがつくり上げた渾身の一本だ。ロゼとは思えないリッチな香りと、クリーミーなフィニッシュが特徴で、トップクラスの白ワインやプレステージシャンパーニュにもまったく引けを取らない。ブドウは、樹齢100年近いグルナッシュの単一畑のブドウとロール(ヴェルメンティーノ)を手摘みで収穫。大型のフレンチオークの新樽で11カ月間発酵・熟成している。豚肉を使った料理やクリームソースと合わせた魚料理などもピッタリだろう。

これら、特徴の異なる3本のロゼをフルコースで楽しむのもよし、オケージョンに合わせた1本をそれぞれを楽しむのもよし。この夏は、プロヴァンスからやってきたシャトー デスクランのロゼとともにワンランク上のひとときを過ごしたい。

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シャトーは南フランス、プロヴァンス地方のエスクラン渓谷に建つ。

MHD モエ ヘネシー ディアジオ 

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