ロエベのクリエイションの軌跡を収めた書籍から『ラーメンどんぶり展』まで【Penが選んだ今月のデザイン】

  • 文:高橋美礼(デザインジャーナリスト)
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1.ロエベのクリエイションの軌跡を収めた、大判モノグラフが刊行

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ロエベ店舗および青山ブックセンター本店など所定の書店で購入可能。636ページ、H355×W290㎜。¥56,100

ロエベのクリエイティブ ディレクターを11年にわたって務めたジョナサン・アンダーソン。在任期間に手掛けたコレクションとカルチャープロジェクトをビジュアルとともに回顧する書籍が刊行された。デビューを飾った2015春夏ウイメンズショーから2025春夏メンズショーまで、そしてキャットウォークのデザインや個性的な店舗の内装デザイン、特別対談なども掲載。限定版のアーティストブックであり、貴重なアーカイブにもなる1冊だ。

『Crafted World: Jonathan Anderson’s LOEWE』

ロエベ ジャパン クライアントサービス
TEL:03-6215-6116

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2.個性豊かなデザインどんぶりが、会場限定で購入できるチャンス

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石上純也、佐藤卓、祖父江慎、深澤直人、皆川明、横尾忠則らが参加。展覧会会場1階のショップにて販売中。ひとり1種類につき1点まで購入できる。すべて¥13,200 デザイン:服部一成

21_21 DESIGN SIGHTにて開催中の『ラーメンどんぶり展』で話題を集めている「アーティストラーメンどんぶり」が販売を開始した。多彩なジャンルのデザイナーやアーティストらが手掛けたオリジナルラーメン丼40点は、ラーメン店でも使用されることが多い岐阜県の美濃焼製。複雑な絵付けなどは手作業で仕上げられるため、少量ずつの販売となる。鑑賞するだけでなく実際にラーメンを盛り付けて、使用感を存分に堪能するのもよさそうだ。

『ラーメンどんぶり展』
アーティストラーメンどんぶり

開催期間:~6/15
会場:21_21 DESIGN SIGHT
TEL:03-3475-2121
開館時間:10時~19時
休館日:火曜日
料金:一般¥1,600
www.2121designsight.jp

※この記事はPen 2025年6月号より再編集した記事です。