
ライカM11シリーズに限定モデル「ライカM11-P Safari」が登場した。ライカには限定モデルや特別モデルが数多く存在するが、その中でも屈指の人気を誇るのが、オリーブグリーンに彩られた、この“Safari”エディションだ。
限定モデルでありながら、1970年代から継続的に登場するファンにはおなじみのカラーリングで、コーディネートを格上げしてくれるファッション性の高さも魅力のシリーズとなっている。

歴代の“Safari”モデル同様に、「ライカM11-P Safari」のカラーリングは、色合いはもちろん、明度や彩度も絶妙なバランスに整えられている。堅牢な無垢の真鍮から精巧に削り出されたトップカバーに施されているのは、耐久性に優れたマットなオリーブグリーンのペイント。さらにボディを覆うレザー部分にも同系色を採用。真鍮とレザーという異素材の組み合わせがもたらす豊かな表情と、しっくりと手に馴染む質感を実現した。

オリーブグリーンとシルバーのコントラストが、実にエレガントだ。
さらにシルバー仕上げの操作部やダイヤルがアクセントとなり、オリーブグリーンのボディとの上品なコントラストを演出。前面にはおなじみの赤いライカロゴの代わりに控えめなシルバーのスクリュー(ネジ)が配されている点も特徴だ。
また、上部には通常モデルの「ライカM11-P」同様に、筆記体の“Leica”とブロック体の“LEICA CAMERA”、“WETZLAR GERMANY”の刻印が施されている。これがタイポグラフィ的な役割を果たし、男心をくすぐるメカニカルな雰囲気も感じられるデザインに仕上がっている。

背面はオリーブグリーンとブラックを組み合わせたカラーリング。前面と背面で異なる表情を見せる。
背面に目をやると、操作部はスタイリッシュなブラックで統一され、ミリタリー感も漂うカラーリングがたまらない。
性能面では当然ながら「ライカM11-P」と同等の機能と技術仕様を備えている。つまりは最新のライカM型デジタルカメラということだ。
例えば、世の中的に生成AIや加工技術が進化する中、撮影した画像のオリジナリティを担保してくれるコンテンツクレデンシャル機能を搭載。これは世界で初めて「ライカM11-P」に搭載された機能で、35mmフィルムカメラを発明したライカらしく、真実を写し出す写真の原点に立ち返ることができる仕組みだ。

ほかにもDNG(RAW)やJPG形式の写真を記録するために十分な256GBの内蔵メモリーを備えていたり、写真の用途に応じて解像度を6000万画素、3600万画素、1800万画素から選べるトリプルレゾリューション技術を搭載していたりするなど、「ライカM11-P Safari」には最高の作品を撮影するためのさまざまな機能が盛り込まれている。
環境への配慮も怠らず、パッケージにはサステナブルな新仕様を採用。パッケージはすべてドイツ国内で製造され、プラスチックは一切使用されていない。

所有する喜び、身に纏う高揚感、撮影する楽しさ、写真の美しさに震える心など、「ライカM11-P Safari」に触れるたびに湧き上がる豊かな感情。才色兼備なこのモデルを手に入れた先には、刺激と彩りにあふれた最高の日常が待っている。

「ライカM11-P Safari」¥1,760,000。2025年5月17日(土)発売予定。
ライカカメラジャパン
https://leica-camera.com/ja-JP
ライカM11-P Safari
https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/m/m11-p-safari