時を超えたプロダクトが集う、ホテルのようなショールーム「トプソ」

  • 写真:河内 彩
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トプソ

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自然光が美しい1階のスペース。壁中央には、漆を使ったアートが目を引く。

1930~80年代にかけてデザインされた名作プロダクトの中でも、日本流通の少ない現行品を中心にコレクションする「 トプソ」。そんな名作に触れられる場が、清澄白河エリアに登場。ステップフロアによって区切られた2つの空間では、フィリップ・スタルク、倉俣史朗、ピエール・ポランら、20世紀のデザインを牽引した名匠たちの作品が並ぶ。グラスイタリア社の精緻なガラス製家具を筆頭とする全18ブランドに加え、独自にプロデュースした日本工芸の作品群が、空間に奥行きを与えている。また、ものづくりの背景や意匠に焦点を当てた企画展の開催など、デザイン愛好者にとってはたまらないスポットだ。

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イタリアの建築家、グイド・ファレスキーニが1971年に発表した「TUCROMA チェア」。空間にやわらかい光を演出するのは、同じくイタリアの建築家、トビア・スカルパによってデザインされた「ARIETTE(アリエッテ)」。
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イタリアの建築家、グイド・ファレスキーニが手掛けた、レザー張りのトゥクロマベッド。形を変えれば、ソファやドレッサーとしても使用できる。

topso

住所:東京都江東区扇橋1-2-3 1F
TEL:03-6783-0189
営業日:土曜日、日曜日、祝日
営業時間:12時~19時 ※平日は完全予約制
https://topso.jp

※この記事はPen 2025年6月号より再編集した記事です。