ギャラリー空間も併設した、日本発眼鏡ブランドの新拠点「ソスト」が自由が丘に誕生

  • 写真:河内 彩
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ソスト 自由が丘

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「ソスト 自由が丘」では、「自由が丘ロースタリー」とともに手掛けたオリジナルコーヒーも飲める。コーヒーの焙煎を趣味とするオーナーの熊谷は、エチオピア、グアテマラ、ブラジルの3種の豆でブレンドされたこだわりの「カーニー ブレンド」を展開。

セルロイド製にこだわりを持つアイウエアブランド、「カーニー」の2店舗目となる直営店が自由が丘にオープン。デザイナーの熊谷富士喜自ら内装を手掛けた店内は、円や直線といった眼鏡の要素をさりげなく忍び込ませている。たとえば、眼鏡の名産地である福井県鯖江で採取された、濡れると青くなる笏谷石を入口の取っ手に採用している演出が面白い。視力を測定する際に座る椅子は、金工作家・永瀬二郎の代表作「モジュラー・フォールディング・チェア」だ。1号店よりも広くなったギャラリースペースでは、写真やオブジェの展示に加え、カーニーのルックブックも手に取れる。一度訪れてみれば、多様なインスピレーションを得られそうだ。

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すべてオリジナルのレンズを採用する「カーニー」の個性的なアイウエア¥38.500~
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ウエアや雑貨も販売しているのは、セレクトショップ「フィート」も手掛ける熊谷ならではの仕掛けだ。
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元中華料理店だった内装の個性を活かし、エレベーターブースをくりぬいたアパレルスペースが斬新。
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メイド・イン・ジャパンにこだわる「カーニー」のアイウエアは、クラシカルなモデルからファッショナブルなスタイルまで、独自のデザイン性あるアイテムで世界中から注目されている。セルロイド製のパーツを使用していることで、ずっと使い続ける一生ものとして一本持っておきたい。
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アイウエアの向かい側には、写真やオブジェを飾る展示スペースが用意されている。普段から「カーニー」と関わり深いフォトグラファー、赤木雄一の作品を間近で体感できる貴重な機会だ。
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ネオンが特徴的な「ソスト 自由が丘」の外観。

 

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住所:東京都世田谷区奥沢5-40-12
営業時間:12時~19時
定休日:水曜日
https://sost.store

※この記事はPen 2025年5月号より再編集した記事です。