1.エルワン・ブルレックが魅せる、ラーウィー初のラウンジチェア

2017年に創業したデンマークデザインブランド「raaw(ii ラーウィー)」のためにエルワン・ブルレックがデザインした「ARBAラウンジチェア」。カンチレバー構造に曲げられた金属板が、座面と背もたれの2つの成形合板を絶妙な角度で支えるシルエットは、一見すると簡素で明快だ。しかし座り心地はゆったりとしたラウンジチェアそのもの。ワーキングスペースとリラックスできる場をゆるやかにつなぐ、新しい椅子としての存在感が際立っている。
「ARBAラウンジチェア」
MAARKETトーキョーTEL:03-6432-9446
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2.「A5コレクション デュッセルドルフ」から、ポスターを中心に日本初公開となる作品群

デザイナーのイェンス・ミュラーとカタリーナ・ズセックによって収集された「A5コレクション デュッセルドルフ」は、戦後西ドイツのグラフィックデザインを総覧できるアーカイブとして充実している。西宮市大谷記念美術館から巡回する本展では、同コレクションから約125点のポスターと多数の資料類を実際に鑑賞できる貴重な機会となる。ハンス・ヒルマン、オトル・アイヒャーらによる名グラフィック作品を直に堪能したい。
『戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見』
開催期間:3/8~5/18会場:東京都庭園美術館
TEL:050-5541-8600
開館時間:10時~18時(3/21、22、28、29は20時まで)
休館日:月曜日(5/5は開館)、5/7
料金:一般¥1,400
www.teien-art-museum.ne.jp
※この記事はPen 2025年4月号より再編集した記事です。