クリスマスパーティに連日追われてストレスが溜まり…英国の26歳女性に襲った悲劇とは

  • 文:佐藤まきこ
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家族や仲間にプレゼントを贈り合って、パーティして楽しむ……。そんな楽しいことが盛りだくさんのクリスマスシーズンだが、一方で知らないうちにストレスを抱えている人もいるようだ。イギリスに暮らすある女性は、クリスマスのストレスで脱毛に見舞われてしまったという。

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写真はイメージ(ShutterStock)

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毛髪が抜けてゾッとした、クリスマスの朝

ウエストロンドン出身のアイリーン・ソウザ(26歳)。2023年のクリスマスの朝、ベッドから起きて自分の髪に指を通した時に違和感を覚えた。あわててスマホのカメラで自分自身を映して見てみると、頭皮にビスケットくらいの大きさの十円ハゲができていたのだ。

「パニックになりました。まだ25歳なのに、こんな若さで髪が抜ける理由がまったくわからなかったんです」と語る。

そのクリスマスの朝まで、彼女は、ロンドンの金融会社で慌ただしく働きながらも、人に贈るプレゼントを買いに行ったり、連日のパーティに参加したりしながら過ごしていたという。クリスマスシーズンにおけるパーティ参加は義務だと感じていて、さらにパーティの翌日であっても朝8時にはオフィスで仕事していたそうだ。

連日の忙しさのあまり「クリスマス当日しか休みを取れなくて、アイルランドの実家に行く時間もありませんでした。クリスマスに家族に会えないことにも腹が立っていて、ストレスは最高潮でした」と話す。

そんなストレスが積もり積もって、髪の毛が抜けるというかたちで体に現れてしまったのだろう。

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今も円形脱毛症が続く…

アイリーンは正月を過ぎた1月8日に、ようやくホームドクターの診察を受けたそうだ。その頃には、10円ハゲがさらに増えており、「髪の毛が再び生えてくるか様子を見るしかない」と言われたという。

しかし彼女の脱毛部分はさらに増えていき、4月には皮膚科医を受診。そして円形脱毛症と診断されたのだ。ドクターによると、およそ8割の患者は髪が生えはじめるが、残りの約2割は脱毛が続いたり完全な脱毛になったりするのだそうだ。

もともと髪の毛が太かったため、髪が抜けていることを周囲の人に気づかれるくらいになったのは、9月頃だった。10月になると髪の毛がほとんどなくなってしまったため、アイリーンは髪を剃ってスカーフをかぶったり、デートなどの特別な日にはウィッグをかぶったりするようになった。

1年たった今年のクリスマスは、「違う年になるように決意している」という彼女。今では新しい仕事につき、クリスマスを家族と過ごすそうだ。

日本人ならば、クリスマスに加えて忘年会、大掃除、正月休みの帰省と、さらに多忙になる人も多いだろう。それがあまりにもストレスになっていたら、思わぬ体の異変となって現れる可能性だってある。そんなことを肝に銘じて、年末年始のスケジュールをコントロールしたいものだ。

【出典】
https://www.thesun.co.uk/fabulous/32386397/christmas-stress-made-hair-fall-out/ 

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円形脱毛症に見舞われたアイリーン・ソウザ

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関連:脱毛症の彼女にウィッグをつくるため、4年近く髪を伸ばした男性


話題のカップルの仲睦まじい様子。

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髪を伸ばした経過などを記録した投稿は、どれも愛情に溢れた写真ばかりだ。