
ここ数年のメキシカンブームとともに日本で人気も認知も高まっているお酒がアガペ100%のプレミアムテキーラやメスカルだ。
テキーラでおよそ1750ブランド、メスカルでおよそ200ブランドがある中で、双方を展開するクラセアスールは、最近、特に存在感を強めているブランドのひとつだろう。それを裏付けるかのように、ブランドのアイコンとも言える特徴的な陶器のデキャンタボトルを流行りの飲食店で見かける機会も増えている。

クラセアスールを代表する銘柄「クラセアスール・テキーラ・レポサド」22,000円。アメリカンオーク樽で8ヶ月間熟成されたテキーラだ。
そんなクラセアスールがアジア初の直営リテール(小売)ストア「クラセアスール ブティック ラ・ティエラ 恵比寿」をオープンした。
このショップで扱うのは同ブランドの定番のテキーラやメスカルだけではない。これまでメキシコのロス・カボスのショップでしか手に入らなかった限定商品を、ロス・カボス以外で唯一取り扱うのだ。
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今回のオープンにあたり、その第一弾として「クラセアスール・テキーラ・死者の日 2023年エディション“アロマ”」、通常750mlサイズの「クラセアスール・テキーラ・レポサド」の200mlサイズと375mlサイズが数量限定で登場する。
実はこうしたレアなクラセアスールのテキーラやメスカルを手に入れたいとの声はアジア各国から寄せられていて、それが「クラセアスール ブティック ラ・ティエラ 恵比寿」で、継続的に販売されるというのだから、日本のみならず、アジア全域の熱狂的なクラセアスールファンにはたまらない。

クラセアスール・アジアでディレクターを務める成田公倫さん。
このショップについて、テキーラやメスカルだけではなく、多くの日本人が知らないメキシコの良さや素晴らしい世界について体感できる場所にしたいと話すのは、クラセアスール・アジアでディレクターを務める成田公倫さんだ。
「来店されたお客様には、テキーラやメスカルの購入に加えて、テイスティングをしていただいたり、香りなどを体験していただきながら、ボトル一本一本に込められた思いをお伝えしたり、弊社系列の宇田津鮨で鮨とテキーラのペアリングを味わっていただくことなどを考えています。ほかにもショップ限定のショッパーやギフトラッピングなど、総合的にさまざまな試みを行っていこうと思っておりますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」
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店名のラ・ティエラは、スペイン語で土や大地を意味する言葉で、インテリアはまさにそれを体現するものだ。メインカウンターは香川県の庵治石を使用。その背後の土壁は、テキーラの原料であるブルーアガベの育つメキシコの赤土の土壌とその地層をイメージして、日本の左官職人が仕上げたものだ。
そして、テキーラやメスカルを入れる陶器のデキャンタも原料は土。つまり、土はクラセアスールのクリエイションのすべての源であり、土を通してメキシコの大地と日本のクラフトマンシップが融合しているのが「クラセアスール ブティック ラ・ティエラ 恵比寿」というわけだ。

さらにメキシコには伝統的な祭典として知られる死者の日がある。これは亡くなった家族や友人を現世に迎えて、彼らとの記憶に思いを馳せながら墓地で歌を歌ったり宴を催す、日本のお盆にも通じる風習だ。メインカウンターに使われている庵治石は、古くから最高級の墓石として使用されてきた神聖な石材であり、これを空間に大きく取り込むことで、日本とメキシコ双方に存在する死者へのリスペクトや死者とのスピリチュアルなつながりに敬意を示す文化も表現している。
メキシコ文化と日本文化のつながりをも表現した「クラセアスール ブティック ラ・ティエラ 恵比寿」。テキーラやメスカルを生み出した地域の文化的な背景も知ることで、次の一杯がより感慨深いものになるに違いない。
クラセアスール ブティック ラ・ティエラ 恵比寿
住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-7 恵比寿ガーデンプレイス センタープラザB1F
営業時間:11:00〜18:00
定休日:不定休
事前完全予約制で、予約はクラセアスール公式LINEまたは専用アドレス(latierra_reservation@claseazulasia.com)から行える。一回の予約で最大2名まで入店可。