写真家・本城直季による第3回展示『スモールクルーズ（Small Cruise）』が東京・虎ノ門のアート クルーズ ギャラリー バイ ベイクルーズにて、6月28日（金）から8月22日（木）まで開催される。

本城は、“シノゴ”と呼ばれる4×5のフィールドカメラ（大判カメラ）を用いて人物や風景をジオラマのように撮影するという独特なスタイルで作品を生み出す。写真集『small planet』で木村伊兵衛写真賞を受賞するかたわら、ANA機内誌『翼の王国』で連載するなど、幅広く活動している。

同展では代表作『small planet』をはじめ、『東京』『京都』『tohoku311』『plastic nature』 『kenya』などの写真集からさまざまな作品をピックアップ。さらに「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を上空から臨んだ撮り下ろしの新作も展示される予定だ。

空から俯瞰したミニチュアな景色は、1枚の写真にぎゅっと納まることで、どこか非現実さを感じる。だが、そこには本城が“まち”や“ひと”に向ける温かなまなざしを感じることができるだろう。彼が映し出す“小さな地球”を、その目で楽しんでほしい。