防水スニーカーで梅雨も快適に! 洗練されたデザインと機能性を兼ね備えた5モデルを厳選

  • 文:倉持佑次
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梅雨のシーズンは、雨に濡れて足元が不快になりがちだ。そんな悩みを解決してくれるのが、防水機能を備えたスニーカー。アウトドアを主戦場とするブランドのシューズには、最新の防水テクノロジーを採用するだけでなく、街歩きにも適した洗練されたデザインのモデルが存在する。そんな「高機能」と「洗練されたデザイン」を兼ね備えた防水スニーカー5足を厳選してご紹介する。

目次

防水スニーカーって完全に濡れないの? 履き心地は?


防水スニーカーの選び方


お薦めの防水スニーカー5選!


1. オン「クラウドホライズン ウォータープルーフ」


2. サロモン「エックスティシックス・ゴアテックス」


3. メレル「モアブ スピード 2 ゴアテックス® ビッグロゴ ワンティーアールエル」


4. ホカ「アナカパ 2 ロー GTX」


5. キーン「ダブルケー400 ウォータープルーフ」


梅雨を乗り切るために





防水スニーカーって完全に濡れないの? 履き心地は?

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photo by Shutterstock

雨の日や水たまりを歩く際、足を濡れから守ってくれる頼もしい存在、それが防水スニーカーだ。その秘密は、アッパー部分に施されたゴアテックスなどの防水メンブレン(膜)にある。水滴よりも小さく微細な孔をもつこの特殊な素材が、水の侵入を防ぎつつ、空気だけを通すことで、汗による蒸れをも防ぐのだ。ただし、防水スニーカーは完全防水ではないことを覚えておこう。長時間の雨中歩行や、大量の水に浸かった場合は、徐々に水が浸入してくる可能性がある。

では、防水スニーカーの履き心地はどうだろうか。確かに防水メンブレンを使用している分、通気性は従来のスニーカーと比べてやや劣る。しかし、ここ数年の技術進歩により、状況は大きく変わってきた。高い透湿性をもつ防水メンブレンや、通気性のいいアッパー素材の使用により、ムレを大幅に軽減した防水スニーカーが続々と登場しているのだ。さらに、クッション性に優れたミッドソールや、足にフィットするアッパー構造など、履き心地を向上させる工夫が施されたモデルも数多くラインアップされている。

つまり、防水性と履き心地のバランスが取れたモデルを選べば、雨の日も快適に過ごせるというわけだ。日常生活での雨や水たまり程度なら、最新の防水スニーカーで十分に対応できるだろう。



防水スニーカーの選び方

防水スニーカーを選ぶ際に注意すべきポイントを挙げていこう。

◎防水性能を比較する
ゴアテックスなどの高機能な防水透湿素材を採用し、シームシーリング加工が施されたモデルほど、優れた防水性を発揮する。各ブランドの防水技術を比較し、自分に必要な防水性能のレベルを見極めよう。

◎透湿性と通気性のバランスを考える
防水性能と透湿性・通気性はトレードオフの関係にある。高い防水性を求めるなら、ある程度の蒸れは覚悟が必要。一方、通気性重視なら、多少の雨は許容範囲とする。自分の使用シーンを想像してみて。

◎クッション性のよさを実感する
長時間の歩行でも疲れにくいクッション性を確保するため、かかとや足裏のクッション材の厚みと素材を確認すること。可能であれば実際に試着して、クッション性のよさを実感してから購入しよう。

◎グリップ力の高いソールを選ぶ
雨で濡れた路面でも滑りにくい安定した歩行をサポートするため、ビブラムソールやコンチネンタルラバーなどの高品質アウトソール素材を採用したモデルを選ぶことが重要。溝やラグの深さも目安になる。

◎サイズ感とフィット感を確かめる
防水スニーカーは、素材の特性上、サイズ感が通常のスニーカーと異なることがある。試着せずに購入するのはリスクが高い。また、甲の高さやワイズなど、足の形に合ったフィット感も大切なポイントだ。



お薦めの防水スニーカー5選!

1. オン「クラウドホライズン ウォータープルーフ」

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「Cloudhorizon Waterproof」2万2880円(税込) オン・ジャパン 050-3196-4189

オンのハイキングシューズの中で最もクッション性が高く、極上の履き心地を誇る防水モデル。Missiongrip™ラバーソールが濡れた路面でも乾いた路面でも優れたグリップ力を発揮し、安定した足運びをサポートする。高性能な防水メンブレンが雨や水たまりから足元をドライにキープ。ハイキングシューズ由来のクッショニングで長時間歩いても疲れにくい設計だ。軽量で安定感があり、履き心地も抜群。タウンユースにぴったりのスタイリッシュなデザインで、アウトドアテイストのファッションが楽しめる。

2. サロモン「エックスティシックス・ゴアテックス」

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「XT-6 GORE-TEX」3万1900円(税込) サロモン 03-6631-0837

トレイルランニングの名門サロモンが手がける「XT-6」に、ゴアテックスバージョンが登場。PFCフリーのゴアテックスメンブレンと砂よけメッシュ構造により、雨の日も足元を快適にキープし、冬場の防寒対策にも効果を発揮する。安定したグリップ力のアウトソールは濡れた路面にも対応し、優れた衝撃吸収性のシャーシが長時間の歩行をサポートしてくれる。テクニカルな見た目ながら、シンプルなカラーリングとスタイリッシュなフォルムは街歩きにもマッチ。トレイルで鍛えた高い性能を、日常でも活かせる一足だ。

3. メレル「モアブ スピード 2 ゴアテックス® ビッグロゴ ワンティーアールエル」

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「MOAB SPEED 2 GORE-TEX® BL [1TRL]」2万9700円(税込) 丸紅コンシューマーブランズ 03-6838-9677

メレルのグローバルプレミアムコレクション「MERRELL 1TRL」から、高機能ハイキングシューズの特別デザインが登場。このカテゴリーでは珍しいホワイトカラーが抜群の存在感を放つ。GORE-TEX®メンブレンによる優れた防水性と透湿性、Vibram TC5+アウトソールのグリップ力、ロックプレートによる安定性を兼ね備えながら、FLOATPRO™フォームミッドソールが快適な履き心地を提供。ライニング、シューレース、ウェビングには100%リサイクル素材を使用する。雨の日も軽やかなファッションを楽しみたい人に。

4. ホカ「アナカパ 2 ロー GTX」

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「ANACAPA 2 LOW GTX」2万9700円(税込) デッカーズジャパン 0120-710-844

人気のアナカパシリーズのサステナブルな素材を使用した一足。アッパーにリサイクル糸のメッシュ素材を採用し、GORE-TEXインビジブルフィットテクノロジーによる優れた防水性と透湿性を実現。サトウキビ由来のEVAミッドソールとVibram®メガグリップアウトソールが、快適な歩行をサポートする。金属製のアイレットステイと耐摩耗性に優れたトゥーキャップは、アウトドアだけでなく、街中での歩行時の耐久性も高めてくれる。街に馴染みやすいブラウンカラーは汚れが目立ちにくいというメリットも。

5. キーン「ダブルケー400 ウォータープルーフ」

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「WK400 WATERPROOF」2万2000円(税込) キーン 0120-530-570

アウトドアで培った機能を搭載したウォーキングシューズ。特徴的なのは、反り返ったアウトソールだ。この独創的なデザインにより、スムーズな歩行を実現。加えて、キーンが独自開発した防水透湿素材KEEN.DRYと、高い通気性と速乾性を誇るメッシュライニングを採用し、どんな天候でも快適な履き心地を提供する。TPU補強による高い耐久性と、優れたグリップ力を発揮する4㎜ラグパターンも見逃せない。都会でのアクティブな移動にぴったりな一足は、モードな装いのハズシとしても◎。



梅雨を乗り切るために

長く雨が続く時期も、防水スニーカーさえあれば毎日を楽しく過ごすことができる。ライフスタイルに合わせて機能とデザイン性を兼ね備えた一足を選べば、雨の日の外出がより快適なものになるだろう。ぜひお気に入りの防水スニーカーを見つけて、梅雨を上手に乗り切ってもらいたい。