ヴィトラから、名作「パントン チェア」の限定カラーと、「ヴィジョナ スツール」の限定バージョンが登場。6月12～14日の３日間限定で「サビーネ・マルセリス エディション 2024」として発売される。今回発売されるのは、デンマーク人デザイナー、ヴァーナー・パントンによる名作「パントン チェア」を再現した「パントン チェア クラシック」(1959年) と「ヴィジョナ スツール」(1970年) のスペシャルエディション。オランダ人デザイナー、サビーネ・マルセリスが「ヴィトラハウス」のロフトのインスタレーションで使用したカラーパレットに由来する7色で展開する。彼女は、それぞれを再解釈したモデルを作り、現代のライフスタイルに合わせた新たな魅力を見出している。各色、世界で50脚ずつの数量限定。

「パントン チェア クラシック」

1960～70年代に起きたデザインの進化にもっとも影響を与えた人物のひとりであるヴァーナー・パントン。彼は当時まだ斬新な素材であったプラスチックの可能性に魅せられ、どこでも使用可能で快適な一体成形型チェアの開発を目指していた。そして1967年にヴィトラとの協働により発表されたのが、のちに近代家具デザインの傑作と称される「パントン チェア」だ。

今回、「パントン チェア クラシック」は、マルセリスが選んだカラによって生まれ変わり、さらにその存在感を増している。

「ヴィジョナ スツール」

「ヴィジョナ スツール」は、1970年にケルンで開催された有名な『ヴィジョナ展』のインスタレーションの家具のひとつとしてデザインされた。カバーリング仕様のコンパクトなスツールは、実用的で快適な座り心地。豊富なカラーバリエーションにより、どんなインテリアにも調和し、鮮やかな色彩が空間のアクセントとなる。

マルセリスはファブリックへのこだわりについてこう語る。「低い円筒形の『ヴィジョナ スツール』は、7 色のカラーバリエーションだけでなく、風合いも異なるファブリックを選んでいます。ラフ・シモンズがデザインしたファブリック、アンゴラのフェイクファー、レザー張りなど、多種多様な張り地が、それぞれの製品に更なる個性を与えています」

マルセリスの美的センスが遺憾なく発揮されている限定コレクションは、ヴィトラの公式オンラインストアにて発売される。