描いて、整える!ぐっと印象が変わる、眉毛の手入れに挑戦【グルーミング研究所】

  • 文:伊藤 聡
  • 写真:丸益功紀(BOIL)
  • イラスト:武田侑大
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SHISEIDO MEN(資生堂 メン)
アイブロウ フィクサー デュオ

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自分の眉色や髪色に合わせて選べるブラックとブラウンの2色展開。色がつきすぎない自然な発色も男性向けの製品ならでは。¥2,750/資生堂 メン(SHISEIDOお客さま窓 TEL:0120-587-289)

Check Points

☑オールインワン
☑長時間キープ
☑2色展開

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眉毛をどう手入れするか。男性にとってなかなか難しい問題である。整えたほうがいい、というのはわかっているが、やり方がわからないという人も多いのではないか。定期的に整えないとすぐに元に戻るし、意識せず放っておくと、ボーボーの極太眉毛になってしまうかもしれない。さすがに清潔感は保ちたい。ハサミやカミソリでカットするくらいならまだできそうだが、描くとなるとさらに抵抗感が増す。年齢が上の世代になるほど、眉毛の手入れに対する苦手意識が強くなるのだ。昭和40年代男の私もまた、心理的抵抗を取り除くのに時間がかかった。

そもそも眉毛はどう描くのか。ドラッグストアには、パウダー、ペンシル、リキッド、眉マスカラ、眉ティントといったアイテムがずらりと並んでいて、どれを使っていいのか判断がつかない。色にしたってどの色を選べばいいのか。シアーパープル、ハニーイエロー、コーラルなど、聞いたこともない色がずらっと並んで不安感を煽る。スキンケアとはまた異なり、眉毛の手入れはメイクの第一歩だから、男性にとっては一気にハードルが上がるだろう。

そんな男性でも使いやすい、シンプルなアイテムがある。資生堂メンの「アイブロウフィクサーデュオ」だ。眉毛を描くペンシル部分と、ブラシの組み込まれたジェル部分で両端に分かれている。まずはペンシルで眉毛を描き込んだら、ブラシで毛流れを整えていこう。なにしろ使いやすく、すべてがこの一本で完結するのが初心者にも優しく、うれしいところだ。実際に使ってみると、決して色がつきすぎず、自然な眉に仕上がるのも満足度が高かった。不安であれば、眉の描き方を解説した資生堂によるユーチューブ動画を参考にしよう。眉毛の手入れは見た目の印象を大きく変化させてくれるものだ。ぐっと垢抜けて、洗練された好印象を与えられるだろう。あなたもひとつ勇気を出して、眉毛の手入れを始めてみてはどうだろうか。

伊藤 聡

海外文学&映画ライター。40歳を過ぎてから美容に目覚める。著書『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました』(平凡社)が発売中。

※この記事はPen 2024年6月号より再編集した記事です。