「苦しい!」犬の首がタイヤの穴にすっぽり…消防士たちによる、“奇跡の救出劇”が話題に

  • 文:宮田華子

Share:

 

TOP.jpg
@6abcActionNews – Youtubeのキャプチャ画像

アメリカ・ニュージャージー州で起こった「ある救助劇」が世界中に報道され、話題となっている。

去る3月21日、ニュージャージー州南部にあるフランクリンビルボランティア消防署に救助要請の電話が入った。

消防士たちが急遽出動した先は、近隣に住むオースティン・デラノさんの家。彼が飼っている生後11カ月のイエローラブラドールのデイジーの首が、スペアタイヤのリムにすっぽりはまってしまったのだ。「10 Philadelphia(NBC)」の取材によると、「できることはすべて試した」デラノさんだったが、タイヤからデイジーの首は外すことはできなかった。困り果てたデノラさんは、消防署に電話をかけ救助要請をした。

数分後に到着した消防士たちを出迎えたのは、苦しそうな表情のデイジーだった。

 

Daisy.jpg
@InsideEdition - – Youtubeのキャプチャ画像

一刻も早くデイジーを助けたい― その思いで隊員一丸となって救助に取り掛かった。

APによると、最初に試したのは古典的な手法だが効果を発揮することが多い「食器用洗剤と水」を使う方法だった。「滑り」を利用して首を外そうとしたものの、ぴったりリムにはまってしまったデイジーの首は外れなかった。次にデイジーの首にプラスチック製のラップを巻き、その上で「油と石鹸」を使用してさらに滑りを良くしようとした。しかしこの方法でも首は抜けなかった。

2つ方法に失敗したとき、消防士のブランドン・ヴォルペさんは
自宅に鉄鋼や金属の切断に使用されるプラズマカッターがあることを思い出した。危険を伴うものの、リムの一部を切り取れば、最速で救助できると考えたのだ。

消防士たちはデイジーをワゴンに乗せてヴォルペさんの自宅ガレージに運び込んだ。まずデイジーを保護するため防護着をかぶせ、動かないように消防士たちが抱きかかるようにして固定した。

---fadeinPager---

 

cover1.jpg
デイジーの首回りと胴体、両側からをしっかり防護した上で作業が行われた。@AssociatedPress – Youtubeのキャプチャ画像

その上でプラズマカッターを使い、リムの一部を切り取った。

 

fire.jpg
デイジーが火花でやけどをしないよう、細心の注意を払いながら切り取り作業が行われた。@InsideEdition - – Youtubeのキャプチャ画像

カッターから火花が激しく飛び散る中での危険な作業だったが、約5分でリムの一部切り取りに成功。

 

---fadeinPager---

 

解放.jpg
デイジー解放の瞬間。@6abcActionNews – Youtubeのキャプチャ画像

デイジーは怪我をすることなく、無事タイヤから解放された。

---fadeinPager---

 

cut.jpg
一部が切り取られたリム。首がはまった状態で切り取る困難さが想像できる。@6abcActionNews – Youtubeのキャプチャ画像

---fadeinPager---

 

解放後.jpg
解放後、飼い主のデノラさんに甘えるデイジー。

細いリムの穴に、デイジーの首がどうしてはまってしまったのかは謎のままだ。今回は消防士たちの活躍によって事なきを得たが、愛犬を守るためにも飼い主はご注意を。

【次ページ:動画あり】消防士による必死の救助劇にムネアツ!

---fadeinPager---

救助作業中の映像には、自分たちは火花をかぶりつつも何とかデイジー守ろうしている消防士たちの姿が映し出されている。