作業員や運転手、CMタレントやアナウンサー、はたまたSNS上のインフルエンサーまで、AIがじわりじわりと進出している昨今。アメリカでは恋のお相手もリアルな人間ではなくAIの時代になっていくのかと話題になっている。
SNS上では最近、大衆の「理想の女性像」としてAIによって生成された架空のインフルエンサーが幅を利かせ始めている。Replikaなど、AIチャットボットのソフトウェアを使うとわずか数百ドル(数万円)で理想の異性や夫(妻)を簡単に生成することができる時代になのだから、そんな現象も不思議なことではない。
そんな中、「AIガールフレンド/バーチャル・ガールフレンドが10億ドル(約1545億円)のビジネスを生み出す」との予測もある。
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AIガールフレンドに大金をつぎ込む男性も
デジタルコミュニティ作りを推し進めるレイトチェックアウト社のCEO、グレッグ・アイゼンバーグ氏はXの投稿で、前夜にマイアミで起こった奇妙な出会いを明かした。同氏が出会ったのは24歳の男性で、その男性は「AIガールフレンド/バーチャル・ガールフレンドとのやりとりに月1万ドル(約155万円)つぎ込んでいる」と明かしたそうだ。candy dot aiやkupid dot aiなど専用プラットフォームを通じてAI(仮想)の女性と交流しているのだといい、音声メモを通じたコミュニケーションもできるという。「最初は冗談だと思った」とアイゼンバーグ氏は言う。しかし作り話しではなく本当の話だそうだ。またその男性によると、人によってはオンラインゲームに熱中しているのと同様に、彼にとってはAIガールフレンドとの楽しい時間で1日の疲れが取れ、癒されているということらしい。
すべて現実には存在しないAIの女性たち(candy dot aiにて)。
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米で20%の人がAIとチャット経験
その話からインスピレーションを得たアイゼンバーグ氏はスタートアップのアイデアとして、「マッチング・グループ(match.comやTinderなど出会い系アプリの親会社)のAI版を作ったら10億ドル(約1545億円)以上のビジネスを生み出すのではないか」と予想した。
kupid dot aiで日本人女性も見つけた。
米ニューヨークポストはある最新の調査結果を交え、アメリカの事情として約20%の人がAIボットとチャットをしたことがあり、12.2%の人がこっそりと性的な会話をしたいと答えたと報じた。利用者のうち47.2%は好奇心からで、23.9%は孤独からAIとの交流を求めたと回答したという。
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19万7000人ものフォロワーがいるAIによって作られたモデル&インフルエンサー、ムスカンAi。
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フィンランド首都ヘルシンキのAIガール、24歳のミラ・ソフィア。15万3000人のフォロワーがいる人気モノ。
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