【衝撃映像】コンビニで女性が2m以上の高さに“宙吊り”になる事態が発生「シャッターにもたれかかっただけで…」

イギリス・ウェールズにあるコンビニエンスストアで起った「ある事件」の映像が話題だ。

アン・ヒューズさん（72歳）は、ロンザ・カノン・タフ（ウェールズ南部にある小さな集落）にあるコンビニエンスストアで清掃の仕事をしている。3月4日の朝8時前、出勤したヒューズさんは店の前でシャッターに開くのを待っていた。

7時53分にゆっくりと電動シャッターが上がりはじめたが、このときシャッターにもたれかかるように立っていたことが災いし、ヒューズさんの上着がシャッターに引っ掛かってしまっていた。

シャッターが上がると共にヒューズさんの体も徐々に持ち上がっていった。

少しずつ持ち上がっていく体、何とかしようにも逆さ吊りの状態でいつ落ちてしまうとも分からない―このときのヒューズさんの恐怖を考えるといたたまれない。ヒューズさんは吊り上がっていくのが分かってすぐに叫び声をあげたが、店主は聞こえなかった。結果として彼女は2m以上の高さで宙吊りになってしまった。

シャッターが完全に上がりきった後、彼女は店主の名前を叫んだ。そこでやっと店主は事の次第に気付き、彼女を助けるために外に出てきた。

ヒューズさんは「（助けに来た店主に）頭を掴んで！と言ったことを覚えています。逆さ吊りになっていたので、頭から落ちるのが怖かったんです」と語っている。

店主はそっと抱きかかえるようにヒューズさんを下ろし、無事「宙吊り」状態から解放された。

この出来事の一部始終は店のCCTVに録画されていた。この店が映像をSNSに投稿すると瞬く間に拡散され、ヒューズさんは1日で有名人となってしまった。

ヒューズさんは「有名になったことに対処しないといけないし、いつも化粧をしていないとならなくなったわ」と冗談まじりにコメントしている。

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ヒューズさんの「宙吊り」が終わらない!?

この話には後日談がある。「事件現場」であるシャッターに、この「宙吊り」の模様が描かれたのだ。

店主は地元出身のグラフィティアーティストTee2Sugarsさんに、このときの模様をシャッターにグラフィティとして描くことを依頼。SkyNewsの取材に対し、Tee2Sugarsさんは下記のように語っている。

「私はかなり早い段階で（宙吊りの）映像を見たのですが、妻も私も笑ってしまいました。ですから『絵を描いてほしい』というメッセージを見たとき、すぐにイエスと答えましたよ」

「宙吊り」事件から10日後、Tee2Sugarsさんは2時間半かけてグラフィティを完成させた。スプレーを使用し、フリーハンドで仕上げたとのこと。

このグラフィティの「お披露目」に30～40人の人が集まったとTee2Sugarsさんは語っている。

ヒューズさんが怪我なく無事だったことがもっとも大切なことだが、この「事件」が拡散したことにより小さな集落に名物が一つ誕生した。

Viral TikTok shop shutter gran immortalised in mural https://t.co/lEi5t1jQ3h
— BBC News (UK) (@BBCNews) March 15, 2024

自ら「（自分は）ユーモアのセンスがある」と語るヒューズさんも、グラフィティの前でポーズを取る等、この名声に楽しく対処できているようだ。

【次ページ：動画あり】「恐怖の宙吊り」、その一部始終を「カメラは見ていた」

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動画を見ると、コートの端が全体重を支える大変危険な状況だったことが分かる。シャッターに絶対もたれかかってはいけない…。

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Viral TikTok shop shutter gran immortalised in mural https://t.co/lEi5t1jQ3h
— BBC News (UK) (@BBCNews) March 15, 2024