1.ジャケットに粋な遊びを! カシミアとデニムの混合素材

TPOに配慮しつつも、個性と遊びをいかに利かせられるかが、大人の腕の見せどころだ。たとえば、ファインダイニングでの会食やデートといった“ちょっとした”ハレの日には、場を和ませカタくなりすぎないよう配慮したい。ロロ・ピアーナのアイコン「スパーニャ・ジャケット」を、カシミアとデニムを織り交ぜた「キャッシュデニム」で再構築した新作は、そんな折にピッタリだ。エレガントな佇まいはそのままに、リラックスした雰囲気を演出してくれるはず。
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2.多様な文脈が共存する、トレンドを体現した一本

ここ数年のトレンドである、テイストミックスのスタイリングをひとつのアイテムで表現したのが、ドリス ヴァン ノッテンのこちらのパンツだ。「崩されたエレガンス」をテーマにした今季のニューフェイスは、ややドレッシーな空気を醸すアウトプリーツのワイドパンツに、トレンチコートのベルトを用いたり、ワークパンツに見られるサイドポケットを加えたりと、異なる文脈のディテールを巧みに融合させた。シンプルなトップスでもイマドキのスタイルに仕上がるはずだ。
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3.今年の行楽シーズンは、厚底ハイキングサンダルで

フェスやバーベキューなど行楽シーズンもすぐそこ。そんな場面で差をつけるなら、スニーカーではなくハイキングサンダルが正解。防滑性と疎水性を備えたモンクレールの一足は、どんなアクティビティにも対応する頼もしい存在。トレイル用のビブラムソールを採用し、機能面に優れるだけでなく、たっぷりとしたボリュームの“厚底”なルックスもいまの気分に合う。時折ソールからチラリとのぞくビタミンカラーのオレンジが、軽快な季節の到来を告げるかのようだ。
※この記事はPen 2024年5月号より再編集した記事です。