マルセル・ワンダースによるバカラの新作、アルクールが優美なチューリップに

  • 文:柳澤奈々

Share:

image.jpg
マルセル・ワンダースによるバカラの新作「アルクール チューリップ」コレクションが発売。エレガントかつ現代的に再解釈されたアルクールは、花びらに見立てた6つのファセットが魅力的。(左から)アルクール チューリップ クープ ¥99,000、アルクール チューリップ ボウル ¥121,000、アルクール チューリップ 脚付きプレート ¥143,000

世界的に活躍するデザイナー、マルセル・ワンダースが手掛けるバカラの新作「アルクール チューリップ」コレクションが誕生した。バカラのアイコン「アルクール」に現代的なタッチを加えた3つのアイテムが発売される。

オランダのアムステルダムを拠点に活動するマルセル・ワンダースは、ルイ・ヴィトンやロッシュ ボボアなど数多くの有名ブランドとコラボレーションしてきた。彼の作品はMoMAをはじめ国際的な現代美術館で展示されるなど、グローバルに評価を得ている。

バカラとマルセル・ワンダースは2010年よりコラボレーションを開始し、これまで「ニューアンティーク」と「ル・ロワ・ソレイユ」の限定品を発表してきた。今回は1841年に誕生した「アルクール」に注目し、特徴的な六角形のフットやステムの装飾はそのままに、6つのファセットを花びらに見立てたチューリップ風のデザインに仕上げられた。アルクールの持つ力強さと、ワンダースが加えたエレガントさが共存する、咲き誇る花のような作品が誕生した。

サイズやフォルム違いのアイテムは、それぞれ冷菜やデザートなどを入れるテーブルウエアや、小物入れなど多用途に使うことができる。

チューリップの花言葉のひとつは“愛の告白”。そのポジティブな気持ちや愛情を込められた今回のコレクションに、ワンダースは「私にとってアルクールは、フレンチエレガンスの最も美しい象徴であり、時代を超えたアイコンです。歓びを共有するためにつくられました」と語る。

緻密なディテールと美しいフォルム、作品に込められた想いを手に取って感じてほしい。

バカラ

www.baccarat.com