ティファニーが大規模なエキシビション「『ティファニー ワンダー』技と創造の187年」を開催する。期間は4月12日(金)から6月23日(日)まで。
このエキシビションは、1837年にニューヨークで創業してから今年で187年目となるティファニーが、これまで培ってきた職人技と創造性、伝統と現代性の物語を伝えるものだ。
10の部屋で構成された会場には「ブルー ブック」として知られる米国発のメールオーダーカタログや、初期の「ブルー ボックス」、象徴的なティファニー®セッティング エンゲージメント リングなどが展示され、卓越した数々の作品を通して、ティファニーの偉業を感じ取ることができる。
300点近い未公開作品も必見で、デザイナーのジョージ・ポールディング・ファーンハムが製作したエナメル、エメラルド、ダイヤモンド、ピンクサファイヤが散りばめられた希少な蘭のブローチや、アーティストのジャン・シュランバージェによるダイヤモンド、ルビー、サファイヤがセットされたプルーム ネックレスなどが会場を彩る。
中でも特に注目したいのは、ジャン・シュランバージェの代表作であるバード オン ア ロック ブローチからインスピレーションを得て、新しいデザインに生まれ変わった128.54カラットのザ ティファニー ダイヤモンド。こちらは最後の部屋に展示されているので、お見逃しなく。
会場となるのは、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーにある情報発信拠点「TOKYO NODE」だ。こちらの設計を手掛けたOMAが、今回のエキシビションの会場制作も担当。実はOMAは建築家のピーター・マリノとともに「ザ ランドマーク」と呼ばれるティファニーのニューヨーク本店のリニューアルを担当したことでも知られる。ブランドの本質を知り尽くすOMAだからこその会場構成も楽しみだ。
「1837年の創業以来、ワンダーの概念はティファニーのDNAに不可欠なものとなっています。創業当初から、考案するデザイン、手掛けた数々の作品は、驚きを呼び起こし、世界最高のラブストーリーの着想源となるティファニーの使命に根差してきました。最新のエキシビションは、ブランドにとって非常に重要な都市、東京においてこの精神を讃えるものです」そう話すのは、ティファニーのコミュニケーションズ&インダストリアル プロダクト部門エグゼクティブ バイス プレジデントのアレクサンドル・アルノー氏。
ティファニーの魅力にあふれた会場で、技と創造の187年を巡る物語、そして、ブランドの世界観に没入したい。