サステイナブルな土の家を、3Dプリンターで“出力”!? 将来的には火星で活用目指す

  • 文:林 信行

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今回、熊本県山鹿市で完成させた3Dプリンターモデルハウス。土は、古くから壁材として利用されてきた素材でもある。

熊本を拠点に不動産事業を展開するリブワークが、3Dプリンターを使って土を主原料としたモデルハウスを完成させた。使われた自社開発の「建築用3Dプリンター」は、巨大なアームが駆動し建物の型を成形していくというもの。今回は、土をアームの先から放出しながら、写真のような円形の住宅を“出力”した。大幅なコスト削減のほか、環境負荷の軽減という観点からも注目されている。将来的には、火星での活用を目指しているというから、その技術の発展に期待が高まる。

※この記事はPen 2024年5月号より再編集した記事です。