タイ・バンコクに立つ、まさに“クワイエットラグジュアリー”なヴィラ「カペラ・バンコク」とは?

  • 写真:松井聡美
  • 編集 & 文:渡邊卓郎

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259㎡の広さがあるリバーフロントのヴィラは6室用意(595㎡のプレジデンシャル・ヴィラが1室)。客室とジャクジープール付きの庭がシームレスにつながり、窓を開け放つと内部と屋外の空間が一体になる。

新しいホテルのオープンラッシュに沸く、タイの首都バンコク。コロナ禍以降にオープンしたホテルの中から、五感を刺激されるダイナミックな建築やインテリアデザインに優れたものを厳選。今回は、まさに“クワイエットラグジュアリー”と呼べるヴィラを紹介したい。

Pen最新号は『バンコク最新案内』。再開発が進み、新たな価値を創造するタイの首都・バンコク。本特集では、各分野の最前線で活躍するキーパーソンに話を訊くとともに、訪れるべき旬のスポットを紹介。驚くべきスピードで進化を続けるバンコクには、「いま」しか見られない姿がたくさんある。

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「フォーシーズンズホテル」と同じ敷地内に立つホテル「カペラ・バンコク」。オーナーの招致により、個性の異なるふたつのラグジュアリーホテルの隣接が実現した。ダイナミックなスケール感の「フォーシーズンズホテル」に対して、「カペラ」はプライベート感を堪能できる上質で洗練された世界観が特徴。タイの伝統的な装飾を施した品格あるエントランスロビーを抜けると、チェックインカウンターがないことに気づく。宿泊ゲストはリビングルームと呼ばれる部屋に案内され、寛ぎながら宿泊手続きを行うのだ。

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静けさと時の移ろいを楽しむ、クワイエットラグジュアリーヴィラ

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華美にはしすぎない上品な配色のインテリアが静寂の時間をもたらしてくれる。

館内のデザインは、アメリカのカリフォルニアを拠点に数々のラグジュアリーホテルを手がけてきたBAMO。バンコク都内では唯一となるチャオプラヤー川に面した7室のヴィラを備えるほか、全101室からなる客室はすべてリバービュー。館内は絵画やアートピースは最小限である代わりに、水を用いたインスタレーションが多く、静かに湧き絶え間なく流れる水の存在に心が安らぐ。控えめでありながら、ディテールの質にこだわったクワイエットラグジュアリー。静寂の中で、チャオプラヤー川の雄大な流れのようにゆったりと過ごしたい。

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プライバシーが確保されたヴィラのエントランス。

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ドアを開けると前室があり、タイの伝統的な模様が施された天窓が美しい光を演出する。
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川に面したプールは24時間利用可能。日の出からサンセットまで特別な時間が流れる。

カペラ・バンコク

住所:300/2 Charoen Krung Rd, Sathorn, Bangkok
TEL:02-658-7888
ヴィラ82,000バーツ~(税・サービス料別) ※朝食付
全101室
www.capellahotels.com/en/capella-bangkok