ある母親が、“ベビーパウダー”を毎日ボトルごと食べることにハマってしまったということを自身のストーリーをSNSで公開し、大きな話題を呼んでいる。主に赤ちゃんのあせもなどを予防するために使用するスキンケアアイテムとしておなじみのベビーパウダー。パウダーを体にはたくことで、肌表面のベタつきを抑えることができる。
しかし、アメリカ・ニューオーリンズに住むドレカ・マーティンさんは、ベビーパウダーを子どもの頃からシャワーを浴びた後のスキンケアの際に使用していたが、10年ほど前から食べたい衝動が抑えられなくなったという。現在27歳で一児の母親である彼女は、今ではベビーパウダーブランド「Johnson & Johnson」のアロエ&ビタミンEベビーパウダー(623g)を1日1本完食し、「やめるくらいなら普通の食べ物をあきらめた方がまし」というほどハマってしまっているという。
「やめられないの....」ベビーパウダーを食べるのを止められない女性
「やめようと思うんだけど、どうしてもやめられない」そう自身のTikTokで伝えるドレカさん。彼女が日々投稿している動画には、彼女が直接ベビーパウダー口に流し込む様子やスーパーでパウダーを大量に購入する様子が映し出されている。この様子にあるユーザーから「どうして食べるの?」という疑問が投げかけられた。彼女は、この問いに回答する形で中毒についての胸の内を明かす動画を投稿した。
「本物の食べ物を食べるか、ベビーパウダーを食べるか、どちらかを選べるとしたら、私はベビーパウダーを選ぶわ。ベビーパウダーを買うためなら最後の1ドルまで使ってしまう・・・ママには1ヶ月間内緒にしていたんだけど、どうしてベビーパウダーがこんなに早く使われるのかって聞かれちゃって。みんなに隠そうとしたんだけど、頻繁にやっちゃうから、口がパンパンになるとしゃべれなくなっちゃうの」
さらに「友人や家族には、やめるように言われるし、健康に悪いと言われる。批判されると腹が立つこともある。心配されると止めたくなるけど、そう簡単にはいかない。今でもこっそりやってしまう。やめられないんです」と続けた。
Dailymailによると、彼女がベビーパウダーに使うお金は年間約4000ドル。息子を妊娠している間はベビーパウダーへの欲求を止めるために6回の輸血を受けたとほどだという。
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「極めて危険」と製造会社
彼女が中毒について触れたこの動画は、反響呼び40万以上の「いいね!」と2万4000人以上のフォロワーが集まった。SNSでは、ベビーパウダーを食べることに驚きを隠せない声が集まる一方、「私も同じ中毒を持っています」と共感の声も集まった。また、ドレカさんは今後も続けるのかという質問に対して「いいえ。どちらかというと、自分と息子のためにやめたい。息子が一番心配なんです」と辞める意向を見せている。
Johnson & Johnsonの広報担当者によると、ベビーパウダーは "皮膚にのみ使用できる "ものであり、摂取してはいけないと警告している。「ジョンソン・エンド・ジョンソンのベビーパウダーは、皮膚にのみ使用するよう処方されており、摂取してはいけません。当社の他の製品と同様、消費者は取扱い説明書を読んでください」とDailymailの取材に応えている。
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