しまなみ海道の絶景とツーリング性能を堪能する「DEFENDER JOURNEY」【次回の参加者募集中】

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    ディフェンダーのオーナーおよび購入検討者を対象とした走行イベント、「DEFENDER JOURNEY」の第2回が広島で開催された。今回のメインルートに選ばれたのは、広島県尾道市と愛媛県今治市を10本の橋で繋ぐ、瀬戸内しまなみ海道。本州四国連絡橋の3ルートのうち、西側に位置する西瀬戸内自動車道を中心とした約60kmの自動車専用道路で、芸予諸島を島伝いに本州と四国を結んでいる。風光明媚な瀬戸内の島々を望むこのルートは、ディフェンダーのツーリング性能を堪能するには申し分ない。天候にも恵まれ、晩秋の柔らかな陽光が海を照らす中、「DEFENDER JOURNEY」2泊3日の旅が始まった。

    第3回「DEFENDER JOURNEY」が開催決定
    別府や湯布院など、大分県の名所を巡る旅の参加者を募集中。応募期間は2024年2月9日(金)から2月25日(日)まで。記事の最後に記載しているURLよりご応募を。

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    尾道の岸壁から、紅葉が美しい山寺へ

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    ツアー集合場所の広島空港からまず向かったのは、尾道水道に隣接する複合施設「ONOMICHI U2」。かつて海運業や造船業で大いに栄えた尾道の海岸通りには、今もレンガ造りの建物や海運倉庫などのレトロな佇まいが残っている。そのひとつである県営倉庫を大胆にリノベーションし、ホテルやレストラン、サイクルショップなどを併設した複合施設としてオープンしたのが「ONOMICHI U2」だ。

    本格的なクロスカントリー車として誕生しながら、現行モデルから大幅に刷新されたディフェンダーのスタイリングは、走路と同様に景観を選ばない。その洗練されたスタイリッシュな佇まいは、雄大な自然のランドスケープから都心のモダンな建築にもマッチする。歴史的建造物との対比では、先進的でありながらも普遍性を持ったデザイン・フィロソフィーをさらに際立たせるかのようだ。

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    尾道の市街地から宿泊先のホテルへと向かう途中、「神勝寺 禅と庭のミュージアム」に立ち寄った。11月下旬の中国地方は折しも紅葉の真っ最中で、赤や黄色の色彩がディフェンダーのボディに映り込む。道中の山道にはかなりきついカーブもあるが、そこは生粋のオフローダー。英国ハイランドのワインディングロードをものともしない足まわりとハンドリングで、優雅ともいえる姿勢で進んでいく。

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    神勝寺山門前に集結したディフェンダー90(ナインティ)/110(ワンテン)/130(ワンサーティ)の全モデル。

    天心山神勝寺は臨済宗建仁寺派の寺院で、広大な日本庭園に滋賀県から移築した17世紀の堂宇や、復元された千利休の茶室などが点在し、境内全体が禅を体験できるミュージアムになっている。

    境内に建つアートパビリオン「洸庭/KOHTEI」は、現代彫刻家・名和晃平によるインスタレーション空間。木造の舟型建物の内部で、暗がりの奥で波に反射する光を体験することができる。安全に最終目的地に向かう前に、心を落ち着かせ、気持ちを静める良いインターバルとなった。

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    1日目の宿泊先は、目の前に瀬戸内海を望む小高い丘に建つ「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」。全室オーシャンビューのゲストルームに、絶景の展望風呂、和洋のレストラン、オーセンティックバーなどを備えた、瀬戸内エリアでも屈指のラグジュアリーホテルだ。ディナーは別棟にあるメインダイニング エレテギアで、地産地消の食材を使った薪火料理を堪能。食後は静かな海を眺めながら湯に浸かり、ドライブの疲れを癒やした。

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    島影の向こうに沈む夕陽をバッグに、ツアー参加のディフェンダーが並んだシーンは壮観。

    ディフェンダーの詳細を見る

     

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    潮風を受けながら、しまなみ海道を走破

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    2日目は朝からホテルのすぐ下にあるベラビスタマリーナで、「DEFENDER&BREAKFAST」が開催された。今回のツアー参加者に加えて、近隣の中国・四国地方をはじめ、遠くは愛知県からロングドライブで駆けつけたディフェンダーオーナーが集結。マリーナのクラブハウス内にある「SOFU パスタ&カフェ」でサンドイッチとコーヒーが振る舞われ、和やかな雰囲気の中でオーナー同士の交流が行われた。

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    マリーナを後にして、いよいよ今回のメインイベントとも言える瀬戸内しまなみ海道のアイランドツーリングへ。まずは新尾道大橋を渡り、向島、因島、生口島を経て、大三島にある道の駅 多々羅しまなみ公園を目指した。高速運転中も安全で快適な運転をサポートするドライバーアシスト機能や周囲360度を3D表示する3Dサラウンドカメラにより、快適なクルージングが楽しめる。

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    瀬戸内しまなみ海道の大きな特徴のひとつが、自転車専用のサイクリングロードが併設されていること。多々羅大橋を間近に望む、道の駅 多々羅しまなみ公園は、“サイクリストの聖地”とも呼ばれ、国内外から自転車乗りが集まる人気のスポット。ここのパーキングに車を駐めて、レンタサイクルで島巡りをするのもOKだ。

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    海道上にある島々では、日当たりの良い斜面を利用したレモンやみかんなどの栽培が盛んで、全国でも有数の柑橘類の生産地。途中の島で、小高い山頂へと向かう林道にディフェンダーの鼻先を向けてみた。安定傾斜角度30度という登板性能は急峻な坂をものともせずに、スイスイと山頂へ。突然現れる未舗装の悪路も、車体下に設置されたグラウンドビューカメラでモニターしながら、なんなくクリア。良好に整備された道路が大半だった今回のツアーの中では、唯一ディフェンダーの卓越した踏破性能の一端を垣間見ることができた。

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    日が傾きかける前に海道を愛媛側から広島側に戻り、2日目の宿泊先である生口島の瀬戸口へ。この日の宿「Azumi Setoda」は、製塩業や海運業で財を成した商家の邸宅として明治初期に建てられた家屋を改修、復元したもの。到着後は宿の向かい側にある銭湯「yubune」で汗を流し、夕食はイノベテーティブなフレンチのコースを満喫した。

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    江戸時代の港町がそのまま残る鞆の浦へ

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    翌日の早朝、宿を出ると前の道は地元の小学生の通学路だった。近くには船着き場があり、小島から渡って学校に通う子もいるという。そんな昔ながらの暮らしが息づく瀬戸内の島々に別れを告げて海道を渡って再び本州に戻り、今回の旅の最終目的地である広島県福山市の鞆の浦へと向かった。

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    鞆の浦は、まだ航海技術が発達していなかった江戸時代に「潮待ちの港」として栄えた港町。港を照らす常夜燈や町家、寺院など、当時の町並みがいまもそのまま残っている。室町・戦国時代から瀬戸内の海運を制する重要拠点となり、幕末には坂本龍馬が「いろは丸事件」の談判のために滞在したことなどから、歴史ファンにもよく知られている土地柄だ。

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    古い町並みを歩むようにして静かに走る際には低回転域でもしっかりとしたトルクがあり、微妙なハンドリングのコントールにもキビキビと反応して、まったくストレスを感じることがない。まごうことなきクロスカントリー車でありながら、街乗りでの快適な実用性も兼ね備えたフレキシビリティが、世界中のファンを魅了してやまない由縁であろう。

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    鞆の浦を後にし一路、広島空港へ。「DEFENDER JOURNEY IN HIROSHIMA」の全行程が終了した。今回のツアーを終えて改めて感じたのは、あらゆる面におけるディフェンダーのポテンシャルの高さだ。その真価は3日間では到底味わい尽くすことができないほど。どこにでも行ける4WDディフェンダー。次なる「DEFENDER JOURNEY」が今から楽しみだ。

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    DEFENDER JOURNEY in KYUSYU
    開催場所:大分県
    実施日:2024年3月23日(土)~3月25日(月)
    募集人数:1組2名
    応募期間:2024年2月9日(金)〜2月25日(日)23:59
    応募ページ: jlr-japan.com/lr/2024/pen-dj-kyushu/index.html

    ディフェンダーコール TEL:0120-18-5568(フリーダイヤル、土・日・祝をのぞく9時〜18時)
    www.landrover.co.jp