プラダ青山で、田名網敬一の新作を目撃せよ

  • 文:久保寺潤子

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現在プラダ 青山店5階で開催中の「PARAVENTI:KEIICHI TANAAMIパラヴェンティ:田名網敬一」展。ミラノのプラダ財団で開催されている「Paraventi:Folding Screens from the 17th to 21st Centuries」展に合わせ、田名網が考案した屏風のコンセプトを発展させた作品がお目見えする。

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グラフィック小説やコラージュ、彫刻、絵画、映像など様々な表現方法を横断して作品を制作する田名網敬一が、屏風をテーマにした作品を発表。

日本における屏風は12世紀の仏教寺院をその由来とし、歌舞伎の小道具や戦後の紙芝居の小道具として使われるなど、庶民の生活とともに発展した。1960年代から日本を代表するポップアーティストとして活躍する田名網の作品は、屏風のように展開するビデオインスタレーション、屏風のコラージュ、ビデオマッピングを使用した本型の彫刻など「畳み込む」という概念が特徴的だ。さらにアメリカのポップカルチャーと浮世絵のような技法の組み合わせによって独自の世界観を形成している。

今回の展覧会ではサイケデリックなデジタルスクリーンで表現することで、屏風の新たな解釈を広げた。また会場には室町時代後期(16世紀)に活躍した日本人水墨画家、式部輝忠の『梅竹叭々鳥図屏風(ばいちくははちょうずびょうぶ)』も展示される。色彩豊かな田名網の作品とともに鑑賞することで、時空を超えたアートの歴史を体感することができるだろう。

「PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI - パラヴェンティ:田名網 敬一」

開催期間:2023年11月3日(木)~2024年1月29日(月)
会場:東京都港区南青山5-2-6 プラダ 青山店 5F
入場料無料

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