ドイツで公共スイミングプールが女性も上半身裸で泳げるよう許可…水着着用も男女平等に

  • 文:河内秀子

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BERLIN ベルリン/ドイツ

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ベルリン市内の公共プール。今年から上半身裸での水泳を女性含め等しく許可すると発表した。 © photo: Hideko Kawachi

ベルリン市内の公共スイミングプールが、今年から上半身裸での水泳をすべての人に等しく許可すると発表し、話題を呼んだ。これまでも女性がトップレスでプールに入ることを禁止する規定はなく、「慣習的な水着の着用」を促すのみだったが、実際は女性が上半身裸でいるとスタッフから隠すように指示され、拒否すると追い出されることもあったという。今回の発表は、追い出された利用者からの苦情を受けての対応だ。

そもそもドイツでは、サウナは男女混浴、全裸が一般的で裸への羞恥心は弱め。しかしプールではまだ他人の目が気になるという声も多く、実践している人は少ないそう。

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ドイツのサウナでは男女混浴が一般的。しかもタオルを巻いて使用することは衛生的ではないとされており、全裸が推奨されている(画像はイメージ)。 photo: Shutterstock

※この記事はPen 2023年12月号より再編集した記事です。