見た目ドレスシャツ、なのにダウンウエア!新ダウンブランドmiffewの傑作

  • 写真・文:一史

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トラッド顔のダウンシャツ

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ダウン90%、フェザー10%入りのコットン製アウターシャツ。両脇にハンドウォームポケットつき。

このシャツを思わず衝動買い!
新ダウンウエアブランドmiffew(ミフュー)のポップアップショップにて。
中にダウンが仕込まれた防寒性の高い服にはとても見えないでしょう。
巧みに高機能を隠した(?)美しい仕上がり。
ありそうでなかった傑作です。
日本ブランドだからこその絶妙な落とし込み。

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頻繁に洗わなくていいように、襟内側に汚れ防止のボタン留めパーツつき。デイリーケアはこれを外して洗えばOK。なお洗濯表示は水洗い可で、ボディ全体を家庭洗いできます。

さきほど衝動買いと言いましたが、実は冬に屋外で着られるクリーンなシャツジャケットを長年探してました。
「軽快なドレスシャツを寒空の下で着たい」と望んでいて。
タートルネックセーターの上にシャツを重ね着するコーデがスタンダードですが、ブルゾン感覚でさまざまなインナーの上に羽織りたかったのです。

ダウンや中綿を仕込んだシャツ風ジャケット自体は、世に少なからずあります。
ただしスポーツウエアに偏ってたり、カジュアル感が強かったりが大半。
miffewはトラッドなディテールを踏まえた立派なドレスシャツ。
そこが入手した大きな理由です。
シルエットはダボッとオーバーで、インナーに厚手セーターも着られるサイズ感。
(袖長さは日本人体型向けのジャスト)

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剣ボロのついたカフス周りもトラッド仕様。カフス、襟にダウンを入れないことでシャツらしい緊張感をキープ。
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袖裏に滑りのいい化繊裏地つき。ボディ裏は表地と同じシャツ生地(無双仕立て)。オーガニックコットンの高密度タイプライタークロスです。

20世紀初頭のヨーロッパのシャツは首の擦れで汚れやすい襟だけ洗える取り外し式でしたが、miffewは襟内側にパーツをつけて似た役割をもたせてます。
こんな気の利いた服ってあります!?
見たとき、「ユーザーの生活を考えた信頼できるブランド」と感じました。
肩部分のダウンの分量を減らし、着たとき“シャツ”に見せる工夫もあり(デザイナーさんによる解説)。
見れば見るほど、よくできた服です。
一枚のシャツをこんなにジロジロと見回すなんて、しばらく前に古着店で買ったエルメスのプリントシャツ以来ですよ。

ただし完全防寒を目的にした服ではありませんので、購入をご検討なさる方はご留意を。
袖口、首周り、フロントから暖かい空気が逃げ、寒い外気も侵入するはず。
首はマフラーやネックウォーマーで対応できても、袖口は難しいです。
リブが締まったニットや、手首を覆えるグローブを身につけるなどの工夫が必要でしょう。
見た目にダウンウエアっぽさがなく、冬が過ぎた春になっても着続けられるメリットのほうが防寒性より大きいとわたしは考えてます。

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東京のポップアップショップ

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2023年10月下旬に東京・神宮前「Gallery 85.4」で開催されたmiffewのポップアップショップ。メディア関係者へのお披露目会も兼ねた特別イベント。
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すべてダウンウエア!ダッフルコート、ピーコート、モッズコート、バルカラーコートなどがずらり。

「今季デビューしたお薦めブランドを見にきて〜」とPRオフィス「alpha PR」にご案内されたポップアップショップ。
正直、ここ2年ほどダウンウエアブランドのローンチや日本上陸のニュースが多くて、飽和気味に感じながらも足を運びました。
(alpha PR絡みなら、よいモノなのは確かだから)

現代日本の大人シーンの主流派である「上質モダンベーシック」を、一歩先へ推し進めた新しさにまず心惹かれました。
服としての完成度がどれも高いのです。
ダウン特有の軽さや柔らかさなどをそこにプラスして、日常生活を快適にするラインナップ。

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この顔つきにしてダウンウエア。大きくカーブさせた前振り袖がビンテージテイスト。生地はスーパー100'sの高級ウール糸で織った贅沢なもの。
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このダッフルもダウン入り。風を通しがちなダッフルが高い防寒性を手に入れました。

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モノ余りの時代に、「いま新しくつくられるならこういう服」、と感じました。
糸の撚りと度詰めを追求したオリジナル生地のTシャツとか、生産量がわずかで高価な獣毛のジャケットとか、フィルパワー幾らのハイグレードなグースダウンとかのスペックの話に近ごろ疲れ気味でして。
【マニアックなモノづくり=デザイン】ではありませんから。
その点でmiffewは、しっかりデザインされた日常着だと考えてます。

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掲載シャツの色違いを1サイズアップで着ていたスタッフさん。何度か洗ったくったり具合もいい味です。

購入の決め手になったもうひとつの理由は、着たときのふわふわ感。
ボディ裏はシャツらしさを感じ、袖裏はジャケットのように滑りがよく。
シャツ&アウターのバランスが絶妙なんです。
着た瞬間に「あ、気持ちいい、ほしい!」と思ったほど。
「これはぜったい長く愛用するな」が、「無駄金使う余裕ないんだけど……」を上回り、気づいたらクレジットカードを差し出してました。

立ち上がったばかりのmiffewはまだ発展途上。
そこに魅力を感じるわたしと似た指向の人は、自分定番になり得る注目ブランドです!

miffew
https://miffew.com/

All photos&text©KAZUSHI

Pen Online記事一覧
www.pen-online.jp/columnist/kazushi-takahashi/

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www.instagram.com/kazushikazu

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見た目ドレスシャツ、なのにダウンウエア!新ダウンブランドmiffewの傑作

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ポップアップショップで自分サイズをオーダーし、先日手元に届いたダウン90%、フェザー10%入りのアウターシャツ。両脇にハンドウォームポケットつき。

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頻繁に洗わなくていいように、襟内側に汚れ防止のボタン留めパーツつき。デイリーケアはこれを外して洗えばOK。なお洗濯表示は水洗い可で、ボディ全体を家庭洗いできます。

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剣ボロのついたカフス周りもトラッド仕様。カフス、襟にダウンを入れないことでシャツらしい緊張感をキープ。
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袖裏に滑りのいい化繊裏地つき。ボディ裏は表地と同じシャツ生地(無双仕立て)。オーガニックコットンの高密度なタイプライタークロスです。

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2023年10月下旬に東京・神宮前「Gallery 85.4」で開催されたmiffewのポップアップショップ。メディア関係者へのお披露目会も兼ねた特別イベント。

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すべてダウンウエアです!ダッフルコート、ピーコート、モッズコート、バルカラーコートなどがずらり。

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この貫禄にしてダウンウエア。大きくカーブさせた前振り袖がビンテージテイスト。生地はスーパー100'sの高級ウール糸で織った贅沢なもの。

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このダッフルももちろんダウン入り。風を通しがちなダッフルが高い防寒性を手に入れました。

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掲載シャツの色違いを1サイズアップで着ていたスタッフさん。何度か洗ったくったり具合もいい味です。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。