敏腕クリエイターたちが手がけたクラフトビール醸造所併設のレストラン「ダムブルワリー レストラン」がオープン!

  • 写真・文:石川博也
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友沢こたおさんのアート作品がシンボリックな「ダムブルワリー レストラン」。

再開発が進む虎ノ門エリアに10月6日、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが誕生。情報発信拠点としての「トウキョウ ノード」をはじめ話題が満載で、間違いなくこの秋の東京で注目したい最新アドレスのひとつだろう。地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅の改札を出てすぐの同施設内には、飲食店を中心に多くの店が軒を連ねる「T-マーケット」が登場。途中下車して立ち寄れる気軽さもあり、日常的に利用できるスポットとして人気を集めている。  

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手前が気軽に楽しめる立ち飲みスペースで、奥がテーブル席になっている。

中でも一番奥まった場所でラスボスのような存在感を放つ「ダムブルワリー レストラン」は、特に気になる存在だ。都心の地下にまるで秘密工場のような佇まいのクラフトビール醸造所を併設しているだけでも十分気になるが、それだけではない。実はここ、錚々たるクリエイターたちが総力を結集してつくったレストランなのだ。 

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Wonderwall®︎代表の片山正通さん。

まずはインテリアデザイン。担当したのはインテリアデザイナーの片山正通さんが率いるWonderwall®︎だ。片山さんはこのレストランの設計だけでなく、「T-マーケット」全体のデザインも統括している。

「T-マーケットは、物販も含めると27店舗が軒を連ねる大きな集合体のようになっているのですが、その中でも全体をとりまとめるような役割を担っているのがダムブルワリー レストランです。このレストランの入口から奥までは約12メートルあって、T-マーケット全体の熱を受け止めるような入口付近の立ち飲みスペースから、落ち着いて食事のできる奥のテーブル席、さらには階段を登った場所にある隠れ家のようなロフト席まで、高低差も含めてひとつの店の中で賑わいのグラデーションを作り出しています」(片山さん)

テーブル席と広めのスタンディングスペースを合わせて82席あり、幅広い楽しみ方ができるのも魅力だ。

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「T-マーケット」の活気を象徴するようなネオンサイン。

「T-マーケット」の入口付近からも見える大きなネオンサイン。「ダムブルワリー レストラン」の看板であり、シンボルとも言えるこのサインを手がけたのはアートディレクター平林奈緒美さん。平林さんはロゴやビール樽のグラフィックデザインなども担当し、「ダムブルワリー レストラン」が醸し出す今の空気感を具現化している。

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平林奈緒美さんがデザインしたビール樽。

「平林さんには、ロゴ以外にもビール樽のデザインやネオンサインの動きなども提案してもらいました。確認作業はすべて原寸大のサンプルを使って行っているので、イメージ通りのブレのないものができあがりました。ちなみにネオンサインをよく見るとdamではなくdamnになっているんですよ。“damn good”で、“上出来!”とか“最高!”のような意味があって、こうした遊び心はさすが平林さん。いつも必ずひねった仕掛けを考えてくれて、みんなを楽しませてくれるんです」(片山さん)

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階段を登った先には隠れ家のようなテーブル席がある。

店の奥の階段を登ったロフトのような特別感のあるスペースに並ぶのは、スライムを被った女性を描いた4枚の大型アート作品。こちらは今、注目の若手アーティスト、友沢こたおさんがこのレストランのために描き下ろしたものだ。

「アーティストの方に店のコンセプトやこちらが求めている作品のイメージやサイズを伝えて制作してもらいました。結果的にこの空間全体の最後の砦となるような素晴らしい作品が出来上がり、こたおさんの世界観が満喫できます」(片山さん)

175×210cmの大型作品が高みに並ぶ様は、神々しさすら感じるほど圧巻だ。ぜひ実際に体感してほしい。 

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併設のクラフトビール醸造所。産地直送ならぬ現場直送のビールが楽しめる。

そして、肝心のドリンクとフードも超強力な布陣を敷いている。トータルディレクションを行っているのが、クラフトビールのプロデュースに長けたアウグスビールだ。併設するクラフトビール醸造所の運営やここで造られるビールの味わいにもタクトをふるう。「どんな食事にも合うビール」をコンセプトに、3種類のオリジナルクラフトビールを展開している。

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左から/「デイリーペーパー -セゾン-」780円、「デイライト -IPA-」780円、「ダウンブリュー -ブラウンエール-」880円。

店の看板となるシグネチャービールは“毎日の新聞”と名付けられた「デイリー ペーパー -セゾン-」。軽やかでドライな口当たりやフルーティーな香り、スパイシーな風味をベースに、季節ごとにフレーバーを変えて醸造を行うビールとなっている。

実際に飲んでみると、クラフトビールらしいほどよい苦味と華やかさが感じられるバランスのよい味わい。そして、キレのある喉ごしはまさに仕事終わりの一杯目に最適。その名の通り、毎日飲んでも飽きないビールだ。

ほかにもオリジナルクラフトビールとして、蒸留酒のような深みを感じる「デイライト」、コーヒーの風味が新鮮な「ダウンブリュー」がラインナップ。それぞれ明確な個性をもった味わいなので、ぜひ飲み比べてみたい。

この3種類以外にも厳選された国内のクラフトビールが多数揃うので、お飲み逃しなく!  

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1日の終わりにオンタイムの緊張感がほぐれるようなフードやドリンクメニューがそろう。

フードメニューは売れっ子料理人の米澤文雄さんが監修。NYのミシュラン3つ星店「ジャン ジョルジュ」で日本人初のスー・シェフとなり、現在は完全紹介制レストラン「ノーコード」のオーナーシェフを務める米澤さん。

シグネチャーメニューは、フィッシュアンドチップス。サクッサクでカリッカリの衣に包まれたフィッシュは、定番の白身魚のほか、イカ、ソフトシェフクラブ、サーモンの4種類から選択可能。ポテトチップスはスパイスに精通した米澤さんが調合したオリジナルスパイスを使用。お酒に合うスペシャルチップスだ! 

これらを4種類のディップソースで楽しめる。その内訳はBBQソース、タルタルソース、モルトビネガーソース、シラチャーマヨネーズソースで、これだけ味変できたらフィッシュ&チップスを無限に食べられそう。 

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人気アーティストの作品とこの距離で食事ができるのは嬉しい!

さらに「T-マーケット」全体の仕掛けとして、朝、昼、午後、夜と時間帯によって照明の明るさが変化する。実はT-マーケットのデザインコンセプトは”都市の入り口に中庭を開く”。地下にいながら屋外にいるかのように時の流れを感じることができるのだ。

施設全体で流れる音楽プロデュース及び選曲は、DJとしても活躍する松浦俊夫さんが担当。音響設計は日本を代表するサウンドエンジニアであるZAKさんが手がけ、スピーカーから流れる松浦さん選曲の楽曲が場内を心地よく包み込む。 

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撮影時は椅子がなかったが、通常は椅子のあるテーブル席としてゆっくり過ごせる。

「T-マーケットは虎ノ門という街の一部として自由に使ってもらえたらと思っています。友達と食事を楽しんでもいいし、デートでもいい。ひとりで仕事をするもよし、ミーティングもあり。いろいろな人たちがいて、さまざまなシーンがあって、それが自然と融合するような場所を目指しています。その一番奥の大事な場所にあるのがダムブルワリー レストランです。ぜひ気軽に利用していただけたら嬉しいです」(片山さん)

ちょっと一杯の時も、がっつり飲みたい時も、ひとりでも、大人数でも。東京の旬の空気を感じながら、多様なシチュエーションに使えて、なによりおいしいビールが飲める! 虎ノ門エリアにとって待望の一軒が「ダムブルワリー レストラン」なのである。

ダムブルワリー レストラン

住所:東京都港区虎ノ門2-6-3 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 地下2階

TEL:03-3528-8581

営業時間:月曜〜土曜ランチ11時〜14時30分、カフェ14時30分〜17時、ディナー17時〜23時。日曜・祝日11:00〜22:00

定休日:施設に準ずる

https://www.instagram.com/dam_brewery_restaurant