ブリュッセル「バスワールド 2023」で、初の水素バス「IVECO BUS E-WAY H2」が発表に

  • 文:Pen編集部

Share:

IVECO BUS E-WAY H2_KV.jpg

10月6日、Hyundai Motor CompanyとIveco Group N.V.は、ブリュッセルで開催された「バスワールド 2023」で、初の水素燃料電池を利用した電気バス「IVECO BUS E-WAY H2」を発表した。

Hyundai Motor Companyは1967年に設立。25年にわたり水素技術の分野をリードしてきた。早期の段階からスマートモビリティ事業に乗り出し、その後ロボティクスやAdvanced Air Mobility(AAM)などの先進技術に投資するなど、世界の持続可能な未来のために日々進化を遂げている。

この新型車は、“脱炭素化に向けた取り組みや、交通システムの切り替えを加速させる”という両社の意向を反映させたもの。また、都市向けIVECO BUSのゼロ・エミッション・ソリューションの拡大も図っている。「E-WAY H2」は、水素充填とプラグイン・バッテリー充電の両方が可能。IVECO BUSが開発したこのハイブリッド・ミッドパワー・コンセプトにより、車両の充電方法を最適化するだけでなく、車載バッテリーパックと燃料電池システムに効率と耐久性をもたらしてくれるのだ。

「E-WAY H2」は、310kW のeモーターと先進燃料電池システムを搭載した全長12mの低床シティバス。合計7.8kgの水素を貯蔵できる4つのタンクと、69kWhのバッテリーパック1個が搭載され、通常の運転条件で450kmの航続距離を実現。

ヒョンデ は水素技術のパイオニアであり、25年にわたってこの分野をリードしてきた。今後の動向にも注目していきたい。

Hyundai Motor Company

www.hyundai.com