10月に入り爽やかな風が吹く心地いい秋になった。落ち着いた服装に衣替えする時期の到来である。デイリーに愛用するサンダルも、夏の愛用品から秋冬向けにチェンジしたい。年間通したサンダル生活が定着したなかで、これからの季節はソックス履きを愉しみたいもの。嬉しいことに今年のファッションでは、ウールツイードやデニムなどの素朴な素材が人気を呼んでいる。厚手ソックス+サンダルがあれば足元のコーディネートは万全だ。
ここではドイツのビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)、スペインのヘリュー(HEREU)、日本のスブ(SUBU)、フランスのエーグル(AIGLE)の4ブランドをピックアップ。ソックスの色や素材合わせも自在な大人趣味セレクションをご覧あれ。
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上品な足元を演出するローファー<ビルケンシュトック>
2023年春に新登場したローファー型「ネープルス」の新作バージョン。スエードアッパーがコーデュロイ風に型押しされた秋顔モデルだ。形状はサンダルでも、ロングパンツの裾で踵を隠せば普通のシューズに見えるほどトラッドな佇まい。ウールソックスとの相性も抜群である。
内底まで覆う一枚革で内張りされ、アッパーは柔らかくふわふわの風合い。足入れの優しさはビルケンシュトックのラインナップでトップクラスだろう。心までリラックスさせてくれる贅沢な一足だ。
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個性派レザークラフトサンダル<ヘリュー>
モードに通じる都会的なシューズを揃えるスペインのへリューのなかで、異彩を放つ個性派サンダル。革の切り込みに別の革を差し込んで縫い合わせたクラフト仕立てである。デザイナーズ家具のごとく洗練されているのは、へリューのデザインセンスのなせる技か上質な革が放つ魔力か。
オフィスや家周辺でのスリッパ代わりに履きたくなる品である。革底が薄く屋外を長時間歩くよりも、良質なデザインを静かに味わえる環境で愛用しよう。
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冬サンダルの代名詞<スブ>
家の内外でサンダルを履くトレンドをいち早くキャッチして、冬サンダルシーンの立役者になったスブ。ぬいぐるみのようにふかふかの足元を提供する、サンダル専門の日本ブランドだ。ルームシューズとのハイブリッドなミックス具合が実に巧み。起毛生地の内張り、4層構造のクッションインソール、中綿入りアッパーといった快適な履き心地にも抜かりがない。
気軽にトライできる価格なのもスブの魅力のひとつ。新しい生活体験への期待を込めて一足入手するのも一興である。
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長靴をカット!? ニュータイプのクロッグ<エーグル>
フランスの老舗ラバーブーツのエーグルより、今年デビューした話題の新作「コーレイ」。長靴をばっさりとカットしたようなサボ型だ。アッパーは昔ながらの天然ゴム。伝統をキープしつつモダンにアレンジした新発想サンダルである。
水や泥に強く、ガレージ作業、ガーデニング、森散策といったワークシーンがよく似合う。分厚いルームソックスでの外出でもお役立ち。ただし雨の日は避けるのが賢明かもしれない。汗の湿気を吸うコルクインソールは同時に雨も吸い込む。内側は濡らさないのが快適な履き心地のコツだ。
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【画像】ソックス履き推奨!秋サンダル厳選4ブランド【着る/知る Vol.163】
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ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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