放送中止となったマドンナの幻のCMが、34年ぶりに解禁!

  • 文:千歳香奈子
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ツアー再開に向け、リハーサル風景を公開したマドンナ。本人のインスタグラムより。

1989年にマドンナが楽曲「Like a Prayer」のリリースを記念して出演したペプシのCMが、お蔵入りを経て9月12日に行われたMTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)で34年ぶりに放送された。

このCMは当時、「Like a Prayer」のミュージックビデオ(MV)の内容が過激すぎるとして放送中止になったものだが、ペプシの誕生125周年キャンペーンの一環として解禁された。マドンナはさっそくインスタグラムで映像をシェア。「私たちのコラボレーションの素晴らしさをついに実現してくれたペプシに感謝します」と喜びを綴った。

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世界40か国で放送されるも直後にお蔵入り

マドンナはペプシと500万ドルでスポンサー契約を結び、CMを制作。黒い衣装を着たマドンナが、「Like A Prayer」に合わせて街中でバックダンサーたちとともに踊るCMは、グラミー賞授賞式の放送でお披露目された。

しかし、2回目の放送直後に同曲のMVが公開されると、その内容があまりに革新的すぎるとして非難が殺到。CM自体に問題はなかったものの世界的な大議論を呼んだことから、ペプシは即座に放送中止を決め、契約を解除した。

十字架を燃やし、聖人にキスするMVが炎上

マドンナはこの件に関し、「私が黒い聖人にキスしたり、十字架を燃やしたりするシーンの変更を拒否したため、CMは即座にキャンセルされた」と説明。そして、「自分の芸術的誠実さを妥協することを拒みながら、アーティストとしての私の輝かしいキャリアが始まった」とインスタグラムに綴っている。

デビュー当時から過激なパフォーマンスが話題を呼んできたマドンナだが、バチカンをはじめとする多くのキリスト教団体から抗議を受けたことで、このCMが再び世に出ることはなかった。

ちなみに、「Like A Prayer」はシングル、同名のアルバム共に全米1位に輝く大ヒットで、マドンナの代表曲のひとつになっている。

細菌感染症から復活したマドンナ、ツアー復帰へ

今年デビュー作から40周年を迎えたマドンナ。7月15日から始まる予定だった記念ツアー「セレブレーション・ツアー」を深刻な細菌感染症で入院したことから延期していたが、10月の英ロンドン公演でステージ復帰する。現在、ツアーに向けて準備中のマドンナは、リハーサル風景をインスタグラムで披露。ファンの期待が高まっている。

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34年ぶりに解禁されたペプシのCM。

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当時物議を醸した「Like A Prayer」のMV。