ヌーディスト夫婦によるヌーディストのためのホテルが話題 イギリス

  • 文:佐藤まきこ

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下着すら身に着けず、ありのままの姿で毎日を過ごす。そんな開放的で自由なスタイルに魅了され、“全裸生活”を送るイギリスの夫婦がいる。彼らはヌーディストのためのホテルをつくって経営をしている。 

新婚旅行で訪れたヌーディストビーチ

妻のフィオナ(54歳)と夫のマイケル(51歳)が、ヌーディストライフを始めたのは1994年のことだ。新婚旅行で訪れたギリシャにヌーディストビーチがあり、そこで裸になったことがきっかけだという。

ホテル近くのビーチが混雑していたため、別の場所を探して歩いていくと、人々が裸になって日光浴を楽しんでいる静かなビーチを見つけた。最初は戸惑い、どうしようか考えていたそうだが、誰も見ていなかったことから、2人は意を決して服を脱ぎ、そのヌーディストビーチで過ごしたのだそう。

ヌーディストのためのホテルを開業

それ以来、全裸で過ごすことの気持ち良さに目覚めた2人は、ヌーディストの生活を取り入れた。2022年には家を売却してバンを購入し、ヨーロッパ各国を旅してまわり、同じようなナチュラリストが集まる場所を訪れてきたそうだ。

2023年にイギリスに戻ったそうだが、さらなる理想の生活を求め、今度はバンを売って小さなボートを購入。4カ月をかけて改修し、ボートの一部は2人の生活スペースに、残りのエリアはヌーディストのためのホテルにしたのだ。

ボートでの生活のため水道や電気の利用は限られるが、ゲストが泊まるときは、料理を含めてあらゆることを、この夫婦がサポートしてくれる。希望すれば、ボートでクルーズも行うし、フィオナはマッサージ師でマイケルはヨガインストラクターの資格を持っているため、マッサージやヨガを楽しむこともできるという。ヌードを愛するという共通点を持ったゲストならば、お互いに快適なステイを楽しめるのかもしれない。

全裸主義になって「明るくなれた」

ちなみに、フィオナは若い頃「自分のからだに自信がなかったし、全裸になるなんて想像もできなかった」と話している。しかしヌードになることで、人は完璧ではないということを受け入れて自由になり、自信を取り戻し、明るくなったそうだ。「もしヌーディストになっていなかったら、いまでも内気なままだったと思う」と語っている。

そんな2人のありのままの姿を映したSNSの投稿写真には、「オーマイガー!」と驚く声がある一方で、「ビューティフル!」「ナチュラリズムは人生だ」「すばらしい! 太陽を楽しんで」のように、好意的なコメントも寄せられている。

もし現在の生活に疑問を感じたり、自分に自信を持てなかったりしたら、ヌーディストが集まる場所でヌードになって開放的な時間を過ごしてみるのもいいのかもしれない。

【出典】
https://www.mirror.co.uk/news/weird-news/we-became-naturists-after-getting-30847435
https://www.instagram.com/nakedtravels1/
https://www.narrowboathotel.com/
https://www.buymeacoffee.com/mdiscombeP
https://twitter.com/NakedTravels1

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