工業団地の穴にはまったキツネ、消防隊の連携プレーで無事救助される 3時間の救出劇に「素晴らしい仕事!」と称賛の声

  • 文:美矢川ゆき
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※画像はイメージです。 istock

早朝の英バーミンガムの工業団地で、金属製の床の小さな穴に、頭を突っ込んだまま動けなくなったキツネが発見された。救出開始から3時間後、英ウェスト・ミッドランズ消防隊により、キツネは無事に救出された。

Daily Mailによると、このキツネは出勤した作業員によって発見されたそうだ。発見者は、RSPCA英国王立動物虐待防止協会に連絡。現場に到着した動物救助隊員のカーラ・ギボン氏が、キツネを解放しようと試みた。

Birmingham Worldによると、ギボン氏は抜けなくなった指輪を抜くような方法で、石鹸で滑りを良くして、キツネの頭を穴から出そうとした。ところがキツネの頭は穴にピタリとはまり、まったく動かない。ギボン氏は「このまま放置するとキツネがさらに苦しむことになる」と懸念し、消防隊に連絡。消防隊員が駆けつけ、専門器具を使って金属製の床を切断し、キツネの解放に成功した。キツネは疲れ切った様子だったものの、怪我はなかった。

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連携プレーでキツネを救出

救出後、ギボン氏はキツネを野生動物病院に連れて行き、診察を受けさせた。キツネは病院到着時にはすっかり元気になっていたが、輸液を受け、病院で数日休んでから野生に戻される。

消防署はX(旧Twitter)で、「誰がキツネを救ったの?それは私たちです!」とツイート。「好奇心旺盛なキツネは、頭を穴に突っ込んでいるところを、午前7時に到着した作業員によって発見されました。我々が救出したキツネは、現在RSPCAの保護下にあります」と報告した。ハッシュタグには、#NotJustFires(火災だけではありません)、救出劇が金曜日だったことにちなんで#FoxyFriday(キツネの金曜日)とある。

RSPCAのギボン氏は「私たちは常に自分たちで動物を救出しますが、時には消防救助隊が必要な場合もあります。今回は、連携作業の好例でした。ハッピーエンドの救出劇、まさにこれこそが、この仕事をしている理由です」とBirmingham Worldに述べた。RSPCAは「助けを必要としている動物を見つけたら」という言葉と共に、負傷した野生動物への対処法のリンクをツイートした。RSPCAは1824年に設立した世界最古で、世界最大の動物福祉団体として知られる。

SNS上には「幸せな気持ちになるニュース」「素晴らしい仕事!」「キツネを救ってくれてありがとう」というコメントがある。

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救出されたキツネ。消防署のツイート。 @Highgate Fire Station - X(Twitter)

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RSPCA英国王立動物虐待防止協会のツイート。 @RSPCA_official - X(Twitter)

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@TheScottishSun - YouTube 

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RSPCA英国王立動物虐待防止協会の仕事、とある忙しい1日 @RSPCA - YouTube