スポーツカーの楽しみを広げる、超高級な会員制コースを走ってみた!

  • 文:多田 潤

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「THE MAGARIGAWA CLUB」グランドオープンを記念して、日本中から集まったクルマの数は500台以上。炎天下をものともせず、貴重なクルマがコースに集結しました。

 

スポーツカー好きの間で話題となっていた会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」。千葉県の南房総市に位置するこの施設は、サーキットの設計をするヨーロッパのコンサルティング会社と組み、全長3.5kmのコースを中心に、豪華なクラブハウスやレジデンス棟を併設しています。実際に訪れて感じるのは高級リゾートにプライベートサーキットが組み込まれたスポーツカー好きの天国のような場所。もちろん入会費などは超がつくほど高級なプライスなので、選ばれた人しか入会することはできない場所です。

そんな「THE MAGARIGAWA CLUB」のグランドオープンを記念して「房走祭」というイベントが開催されました。なんとそのコースに某自動車雑誌より走り初めのお誘いが、、、、その価格から、もう2度と訪れることはできないと思い2つ返事で参加してきました。このコースの主催者は超がつくほどの高級車ばかりを販売するコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド。最新のフェラーリやランボルギーニ、ポルシェが当たり前かのように集結しています。レーシングカーやクラシックカーも登場し、まさにスポーツカー好きにとっては「眼福」の極致。小生が持ち込んだクルマは60年以上前の小さなクラシックカーなので、コースを攻略するほどのスペックではないものの、ゆるいスピードで気持ちいい中速コーナーから、一瞬、空しか見えなくなるようなアップダウンの激しいコーナーまでその楽しさをちょびっとだけ体感させてもらいました。「テクニカルコース」というのにふさわしいコースは舗装も特別でサーキット専用のグリップが最大限きくもの。いつもとは違う良好なハンドリングを感じながら2/3周を走らせてもらいました。レーシングサーキットほどの道幅はないので、自分の乗っているクルマで、自分の世界に浸れるのもこの場所のいいところかもしれません。

房走祭のコース脇ではコンサートやフードトラックも出店。気温が35℃を超える炎天下での開催でしたが、どのクルマも太陽に負けないほど情熱的で魅力的でした。

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レーシングカーポルシェ962Cも登場。その勇姿は参加者の注目の的でした。

 

この「どのサーキットにも似ていないコースをもつ、唯一無二のドライビングクラブ」 をコンセプトにした「THE MAGARIGAWA CLUB」はスペインの「アスカリ・レース・リゾート」にインスパイアされて生まれたといいます。羽田や東京都心部からクルマで約60分という好立地で、クラブハウスには、温泉やプール、スパ施設も備え、家族で楽しむこともできます。現在は募集していませんが、気になる会員権の価格は正会員は非公開。アソシエイト会員は450万円。超高級スポーツカーオーナーにとって、国際サーキットなみの施設を好きな時に思う存分、楽しめると考えれば、高くないのかもしれません。

従業員の方々のホスピタリティも万全で高級リゾートとしての施設も完璧に用意されていることを考えると海外からのインバウンド需要もかなりあるのでしょう。また機会があればじっくりコースを走ってみたいものです(たぶんない)。

 

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助手席体験ができるサーキットタクシーとして用意されたクルマは、なんと「ラ・フェラーリ」。まるで白昼夢をみているかのような度肝を抜かれる演出でした。

 

 

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ドリフト走行も実施。まっさらな舗装に曲線美のタイヤ痕がくっきり描かれていきます。

 

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1960年代のかわいいイタリアンスポーツカーも参加。場を和ませていました。

 

多田 潤

『Pen』所属のエディター、クルマ担当

1970年、東京都生まれ。日本大学卒業後、出版社へ。モノ系雑誌に関わり、『Pen』の編集者に。20年ほど前からイタリアの小さなスポーツカーに目覚め、アルファロメオやランチア、アバルトの60年代モデルを所有し、自分でメンテナンスまで手がける。2019年、CCCカーライフラボよりクラシックカー専門誌『Vマガジン』の創刊に携わった。

多田 潤

『Pen』所属のエディター、クルマ担当

1970年、東京都生まれ。日本大学卒業後、出版社へ。モノ系雑誌に関わり、『Pen』の編集者に。20年ほど前からイタリアの小さなスポーツカーに目覚め、アルファロメオやランチア、アバルトの60年代モデルを所有し、自分でメンテナンスまで手がける。2019年、CCCカーライフラボよりクラシックカー専門誌『Vマガジン』の創刊に携わった。