去年のパリコレで、ヴァレンティノのシースルードレスでバストトップを透けさせた装いがバッシングされた、女優のフローレンス・ピュー。そんな批判はものともせず、今年のパリ・ファッション・ウィークにも、再び全身が透けるブルーのシースルードレスをノーブラで着こなして登場。バズカットにしてピンクに染めたヘアスタイルと相まって、強い女性像が際立っている。
ヴァレンティノの2024年秋冬コレクションのショー会場に、同ブランドのドレスを纏って来たフローレンス。デコルテ部分が大きく開いていて、ウエストから下の部分もすべてシアーな素材。去年着用したピンクのドレスより、さらに大胆なデザインだ。
「すべての人間にリスペクトを」ヘイターたちに意見を表明
去年はインスタに投稿したセルフィーに「バストが小さい」などと体型批判のコメントが相次ぎ、女優のジェシカ・チャステインが「なぜ一部の男性たちは、女性が自分の身体をあなたたちの許可なしに愛することを脅威のように感じるのかしら。私たちはあなたたちの所有物ではないのよ」と反論。
フローレンス自身も「興味深いのは、男性が女性のボディを公的な場で、誇りをもって破壊するのはいとも簡単なことだというのを見届けられたことです」「もちろん誰かを嫌な気持ちにさせたいわけではありませんが、私の乳首はあなたをそんなに怯えさせるものですか。大人になってください。ボディを、そしてすべての女性と人間にリスペクトを持ってください」と、ボディシェイミングするヘイターたちに意見を表明していた。
フローレンスの批判に屈しないドレス姿に、SNSなどでは賞賛のコメントが数多く挙がっている。「彼女の自信に満ちた姿は輝いている」「彼女はほかの人々が怖がってできないことをやっている。そんな彼女をサポートする」「彼女は素敵に見える。ヘイターたちは勝手に嫌ってればいいさ」などなど。
ボディポジティブ・ムーブメントを牽引するフローレンス。マーベル作品『ブラック・ウィドウ』のオファーが来た時も、理想の体型を求められ、それに対してきっぱり「ノー」を突きつけたという。彼女のボディポジティブ・ムーブメントは、見せかけだけのファッションではなく、信念が伴ったもの。だからこそ、たくさんの女性たちに勇気を与えてくれるのだ。
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