新しいジェンダーカラーが広がる、新丸ビルのパブリックトイレ

  • 文:Pen編集部

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撮影:見学友宙(以下同)

東京駅に直結する超高層ツインタワー、丸の内ビルディング(通称:丸ビル)と新丸の内ビルディング(通称:新丸ビル)。昨年9月、丸ビル開業20周年と新丸ビル開業15周年を記念した大規模リノベーションがスタートし、館内の各フロアでは次々と個性豊かな新店舗がオープンを迎えてきた。

大規模リニューアルに伴い、新丸ビルの7階飲食フロア「(marunouchi) HOUSE」内のパブリックトイレも新たな姿に変化。多くの人が訪れる空間で強いインパクトとメッセージ性を伝えることを目的とし、空間デザインを三菱地所、三菱地所設計、I IN(アイ イン)が共同で手がけた。

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「非日常的」な空間体験へ

パブリックトイレのジェンダーマークといえば赤と青。最近ではジェンダーレス意識の高まりやデザイン指向から、色をあえて付けないシンプルなジェンダーマークもいたるところで見かけるようになった。

一方で「(marunouchi) HOUSE」に誕生した新たなパブリックトイレは、ジェンダーを示す色の新しいあり方を提案する。多様性の象徴であるレインボーカラーにおいて、隣り合う黄色と緑色を用いることで、ジェンダーの隔たりを和らげる表現が試みられている。

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女性トイレ(左)と男性トイレ(右)。

柔らかなネオンカラーがそれぞれの空間いっぱいに広がり、訪れる人は光の色彩に全身を包み込まれる。トイレという日常的な空間で、いつもとは異なる雰囲気にあなたは何を感じるだろう。

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エントランスの様子。

(marunouchi) HOUSE

住所:東京都千代田区丸の内1丁目5-1 新丸の内ビルディング 7F
www.marunouchi.com/building/shinmaru