Pen最新号『スタイルのある旅道具』では、クリエイターたちの旅のお供や、チェックすべき旅道具を一挙に紹介。その中から、世界的に活躍する、ピアニストの角野隼斗さんへのインタビューを抜粋して掲載する。

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それは2021年7月のこと。第18回ショパン国際ピアノコンクール本大会への出場を3カ月後に控えた角野隼斗が、自身のSNSで投稿したことがきっかけだった。「 コロナ禍でしばらく海外に行っていなかったこともあり、それまで使っていたトロリーケースを処分してしまっていたんです。それでなにげなく『おすすめ募集』みたいなことをつぶやいたら、グローブ・トロッターの方から『ぜひ使ってほしい』とご連絡をいただいて。伝統あるコンクールに挑戦するタイミングで、同じく歴史のあるグローブ・トロッターにシンパシーを感じて、これで旅することができるのが嬉しかったですね。出演させてもらったライブなどのバックステージパスを貼っているんですが、これを増やしていくのが楽しみのひとつになりました」

一方、モンドリアン柄のノートは旅先に限らず、普段からよく持ち歩いては気になったことなどを雑多に書き留めているとか。「 どうやら幾何学的なものが好きみたいで、美術館などでもそんな作品に引かれるんです。数学が好きだからかもしれませんね」

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