空飛ぶ円盤型の有人eVTOLが中国・深センで初飛行

  • 文:designboom
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最近、中国・広東省深セン市の公園にある池の上空を旋回するUFOの姿が撮影された。人々はこの珍しい光景を捉えようとスマートフォンを取り出し、空飛ぶ円盤の動画を撮影したが、結局のところ、エイリアンの宇宙船の形をした世界初の円盤型有人eVTOL(電動垂直離着陸機)であることがわかった。

中国のスタートアップ企業、深センUFO科学技術有限公司(Shenzhen UFO Flying Saucer Technology)は、3年以上にわたる研究開発を経て、おそらく世界初となる円盤型有人電動垂直離着陸機を開発し、公表した。

テスト飛行では、縁に沿ってドーナツ状の穴を開けたUFO型eVTOLが、深センの公園にある池の上をホバリングした後、飛び立って空中を滑るように進む。円盤の中では一人のパイロットがゆったりと座り、UFO型eVTOLの進路を指示し、飛行メカニズムや技術が正しく機能するかどうかをチェックする。

一度のテスト飛行だけでは、有人空飛ぶ円盤の有効性と安全性を完全に判断することはできないかもしれないが、設計チームに希望を与えるには十分だ。彼らが選んだデザインが人々の注目を集めるだけでなく、彼らの技術も十分な可能性がありそうなのだ。

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観光と広告を目的とした設計

深セン市政府ポータルサイトやShenzhen Pagesのツイッターアカウントによると、UFO型eVTOLは、個性的だがなじみのあるデザインを披露している。6穴ダクトと12基のプロペラモーターを特徴としており、電力供給、モーター操作、飛行制御において3重の冗長性を確保している。

さらに、このUFO型eVTOLは、水上での離着陸が可能な水陸両用機でもあるようだ。もしそうであれば、この有人空飛ぶ円盤は、オンデマンド航空機と、クルージングに適した円形ヨットという2つの役割を担うことになる。

報道によれば、UFO型eVTOLは主に観光と広告を目的に設計されている(集まった人々を見れば、うまくいっているのがわかる)。また、国際的な発明特許も取得しているという。

飛行時間は最大15分。高度200メートルまで飛翔することができ、最大水平速度は時速50キロメートルという驚異的な飛行が可能とされている。

さらに、この航空機は自動運転と手動運転を柔軟に切り替えることができる。深センUFO科学技術有限公司の成果を象徴するこの創作物は、航空分野での新たな可能性を開くものだ。このスタートアップ企業が技術を磨き続け、開発を進めるにつれ、UFO型eVTOLが実用化され、量産されることも期待できるだろう。

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画像提供:Shenzhen Pages(詳細はこちら

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画像提供:Shenzhen Pages(詳細はこちら

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画像提供:Shenzhen Pages(詳細はこちら

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プロジェクト情報:

名称:UFO型eVTOL

スタートアップ企業:深センUFO科学技術有限公司

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※この記事はdesignboomからの転載です。

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