「ファミマの冷し麺、全麺一新！ 最強の冷し麺は、ファミマが決める！」という力強いナレーションで映し出されるのは、“真夏の絶対王者”こと「冷し中華」。商品担当者が語る。「冷し麺のド定番、そんな一杯を目指しました」。対戦相手の “超辛星”は、麺屋こころ監修「冷し台湾風まぜそば」。店主がこぶしを握る。「辛味と旨味のWアタック、味あわせてやりますよ！」。ナレーターが煽る。「極うまっ vs. 辛うまっ！ひとつの時代に、2つの最強はいらない」と……。ファミリーマートの「【煽りV】冷し中華 vs. 冷し台湾風まぜそば」編だ。
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本家・RIZINの「煽りV」チームが集結
格闘技イベント「RIZIN」の選手紹介映像（煽りV）風に、オススメ冷し麺の“全麺対決”を描いたテレビ＆ウェブCM。「RIZIN」を知る人は、本格感にニヤリとするだろう。
それもそのはず。監督したのは、「RIZIN」の演出統括・佐藤大輔氏。「RIZIN」「PRIDE」などの「煽りV」や、『痛快TV スカッとジャパン』（フジ系）、『HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル』（Prime Video）などを手掛ける元フジテレビのディレクターだ。
ナレーションは、『世界の果てまでイッテQ！』のナレーションや『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウ役で知られる声優の立木文彦氏。立木氏とともに「RIZIN」の煽りVや選手入場コールを担当してきたアメリカ人声優のレニー・ハート氏が、エキセントリックな巻き舌で商品名をコールして笑わせる。
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「RIZIN」を知らずとも伝わるメッセージ
仕掛け人のクリエイティブディレクターは、三浦崇宏氏。三浦氏は、博報堂、TBWA\HAKUHODOを経て、2017年にThe Breakthrough Company GOを設立。これまでにサイバーエージェント、JINS、ミクシィ、キヤノンなどのクライアントワークを手掛け、21年にはファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」のリブランディングを話題化させて脚光を浴びた。
ネット上の反響を見ると、「RIZINすぎて好き」「レニー・ハートが出てきて笑いを堪えられなかった」「格オタとしては本当に食欲そそるCM」など、格闘技ファンに着実に刺さっていることが分かる。一方で、「好きだけど、一部の人間しか分からんでしょwww」と心配（？）する声もあった。
秀逸なのは、「ざるそば vs. 冷したぬきうどん」「ごまだれ冷し中華 vs. 大盛り冷しきしめん」などの“カード”を次々に紹介して畳みかける終盤。パロディは格闘技ファンにしか伝わらなくとも、ファミマが冷し麺に注力していることや、商品ラインアップはしっかりと伝わる。そしてラストの「We are Family Mart！」というレニー・ハート氏の雄叫びが、万人の笑いのツボを押してくれるだろう。
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【煽りV】「冷し中華 vs. 冷し台湾風まぜそば」編（15秒）
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