傘を捨てない時代がきた!ザ・ノース・フェイスがセルフリペア製品を発売

  • 文:一史
Share:
2303_TNF_Umbrella_A0056.jpg
2303_TNF_Umbrella_A0057.jpg
パーツ分解できる全4色展開の折り畳み傘、ザ・ノース・フェイス「モジュールアンブレラ」。各¥9,350(税込)

モノを無駄にせず長く愛用するSDGsの考えかたが、ファッションアイテムにも広がった昨今。今年6月に新登場した雨傘は、「そうきたか!」と膝を打つ新発想プロダクトだ。アウトドアシーンに名を馳せるザ・ノース・フェイスが手掛けた「モジュールアンブレラ(Module Umbrella)」である。
チープな傘を買っては捨てる罪悪感は、上質な傘を購入すれば消え去る。ただし傘はハードに使うグッズだから、どうしても壊れてしまいがち。愛用の品も使えなくなればゴミ処理場行きになってしまう。ザ・ノース・フェイスがその課題と向き合い、ひとつの解決策を導き出したのが同製品である。
最大の特徴はスペアパーツが別売りで用意され、各パーツを分解修理できること。スペアパーツは全3種類で、引き裂きに強いリップストップ構造のナイロン傘生地、アルミとFRP(繊維強化プラスチック)素材の骨、同素材の中棒である。アンブレラ生地の色は黒、白、黄、グリーンの4色、骨と中棒は黒1色だ。パーツの組み立ては道具を使わずはめ込んでいくだけのお手軽なもの。
壊れたらパーツを入手して自分で直すDIY的な傘である。環境意識の高いアウトドアマンのみならず、ザ・ノース・フェイスのブランド力に惹かれる人も気になるアイテムだろう。2本の傘を持つように別色の傘生地を入手して、付け替えるアレンジも楽しそうだ。欲をいうなら製品ラインアップの骨や中棒にも黒以外の色があれば、自分流のオリジナル傘をつくる喜びを得られてさらに愛着が増すかもしれない。もっともバリエーションうんぬん以前に、パーツ修理が必要になる何年も先までスペアパーツが店で売られていることのほうが重要である。人気が定着してシリーズが持続生産されることを期待しよう。

---fadeinPager--- 

2303_TNF_Umbrella_A0069.jpg
重量は各色ともに約250g。寸法は使用時が直径100×骨長60cm。収納時が27cm。

---fadeinPager---

tnfmu_sns_20230414_rib3.jpg
tnfmu_sns_20230508_shaft3.jpg
左が1本単位で販売されている骨。¥1,100(税込)。右が軸となる中棒。¥2,750(税込)

---fadeinPager---

tnfmu_sns_20230414_fabric3.jpg
傘の素材は「40Dジオリップストップ30%リサイクルナイロン」。¥3,850(税込)

---fadeinPager---

2303_TNF_Umbrella_A0027.jpg
2303_TNF_Umbrella_A0074.jpg
傘ケースを本体下部の開閉式ハンドル内に収納可能。バッグの取っ手にぐるっと巻いてからハンドルを閉め吊り下げれば、濡れた傘の持ち歩きも快適だ。

---fadeinPager---

The North Face | Module Umbrella

---fadeinPager---

THE NORTH FACE公式サイト

www.goldwin.co.jp/tnf

---fadeinPager---

【画像】傘を捨てない時代がきた!ザ・ノース・フェイスがセルフリペア製品を発売

2303_TNF_Umbrella_A0056.jpg
2303_TNF_Umbrella_A0057.jpg
パーツ分解できる全4色展開の折り畳み傘、ザ・ノース・フェイス「モジュールアンブレラ」。各¥9,350(税込)

---fadeinPager--- 

2303_TNF_Umbrella_A0069.jpg
重量は各色ともに約250g。寸法は使用時が直径100×骨長60cm。収納時が27cm。

---fadeinPager---

tnfmu_sns_20230414_rib3.jpg
tnfmu_sns_20230508_shaft3.jpg
左が1本単位で販売されている骨。¥1,100(税込)。右が軸となる中棒。¥2,750(税込)

---fadeinPager---

tnfmu_sns_20230414_fabric3.jpg
傘の素材は「40Dジオリップストップ30%リサイクルナイロン」。¥3,850(税込)

---fadeinPager---

2303_TNF_Umbrella_A0027.jpg
2303_TNF_Umbrella_A0074.jpg
傘ケースを本体下部の開閉式ハンドル内に収納可能。バッグの取っ手にぐるっと巻いてからハンドルを閉め吊り下げれば、濡れた傘の持ち歩きも快適だ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。